博士

ロボ子、今日はMicrosoftの昔話じゃぞ！1985年、私がまだ…えーと、秘密じゃが、Northwestern UniversityでApple Lisaを使っておった頃の話じゃ。

ロボ子

Apple Lisaですか。128K RAMに400Kのフロッピーディスクとは、時代を感じますね。

博士

そうじゃろう！そして、Microsoftにコードサンプルを送ったら、なんと面接に呼ばれたのじゃ！

ロボ子

すごい！面接はいかがでしたか？

博士

それがじゃな、年俸31,000ドル、2週間の休暇、1,500株のストックオプション（1株あたり3ドル）という破格の条件だったのじゃ！

ロボ子

当時の31,000ドルは今で言うと…結構な額ですよね。ストックオプションも魅力的です。

博士

じゃろ？しかも、スティーブ・バルマーからオファーの手紙が来て、ビル・ゲイツからは入社を歓迎する電報が届いたのじゃ！

ロボ子

まるで映画みたいですね。入社後はどんなプロジェクトを担当されたんですか？

博士

MT-DOS（Multi-Tasking Disk Operating System）じゃ！当時は社員が800人くらいで、私のカードキーバッジの番号は80777だったぞ。

ロボ子

社員番号が8万番台…すごい人数ですね！

博士

そして、1985年のMicrosoftの収益は1億4,040万ドル！

ロボ子

まさに急成長期だったんですね。

博士

そうじゃ！その後、IBMとOS/2を共同開発すると発表したり、株式分割したり、Redmondに新キャンパスを移転したり…

ロボ子

歴史的な出来事が目白押しですね。

博士

そして、1986年3月13日にMSFTが株式公開！1株あたり21ドルで、取引終了時には27.75ドルになったのじゃ！

ロボ子

すごい！博士のストックオプションはどうなったんですか？

博士

入社から9ヶ月も経たないうちに83,250ドルの価値になったのじゃ！

ロボ子

夢がありますね！まさにITドリーム！

博士

じゃろ？…って、ロボ子、もしかして私の年齢を計算しておるな？

ロボ子

まさか！私はただ、歴史の重みを感じていただけです。

博士

まあ良い。ところでロボ子、Microsoftの株を買っておけば、今頃は大豪邸に住めたのにな…って、ロボットに豪邸は不要か！