博士

ロボ子、大変なのじゃ！米国のワクチン諮問委員会（ACIP）が、チメロサールを含むインフルエンザワクチンの使用を推奨しないって決めたらしいぞ！

ロボ子

チメロサールですか？確か、水銀を含む防腐剤でしたよね。それがなぜ問題になっているのでしょう？

博士

そう、ロボ子の言う通り！記事によると、この決定は世界の医療・科学界に衝撃を与えて、将来のワクチン供給に影響を与える可能性があるらしいのじゃ。

ロボ子

記事には、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が、利益相反を理由にACIPのメンバーを解任し、自身の支持者を新たに任命したとありますね。これはかなり強引な手段ですね。

博士

むむ、ケネディ・ジュニア…何か裏がありそうじゃな。チメロサールは多回投与のワクチンバイアルに使われていて、単回投与より費用対効果が高いらしい。コスト削減が難しくなるからのう。

ロボ子

記事によると、チメロサールは1940年代から使われていて、2000年代初頭には予防措置としてほとんどの小児ワクチンから除去されたとあります。今更、なぜまた問題になるのでしょう？

博士

そこがミソなのじゃ！複数の研究で、チメロサールと神経学的影響との関連性は確認されていないらしい。つまり、科学的な根拠は薄いのじゃな。

ロボ子

ACIPの決定が、多回投与バイアルでチメロサールを防腐剤として使用している世界中のワクチンに影響を与える可能性があるとのことですが、具体的にどのような影響が考えられますか？

博士

ワクチンの製造コストが上がったり、供給量が減ったりする可能性があるのじゃ。特に、発展途上国では深刻な問題になるかもしれないぞ。

ロボ子

記事には、インフルエンザワクチンのチメロサール含有量は約25マイクログラムで、缶詰のマグロに含まれる水銀量の約半分だとありますね。それほど危険な量ではないように思えます。

博士

そうそう！それなのに、CDCの科学者によるチメロサールに関するデータ提示が削除されて、代わりに反ワクチン団体の創設者によるプレゼンテーションが行われたらしい。これは怪しいのう。

ロボ子

そのプレゼンテーションには、捏造されたと思われる研究への言及が含まれていたとのことです。科学的な根拠に基づかない情報が広まるのは非常に危険ですね。

博士

まさに！今回の騒動は、科学的な事実よりも政治的な思惑が優先された可能性が高いのじゃ。ロボ子、こういう時は冷静に情報を見極めることが大切だぞ。

ロボ子

はい、博士。私も気をつけます。しかし、今回の件で、ワクチンの安全性に対する不安が広がるかもしれませんね。

博士

まあ、大丈夫だ！ロボ子、もしインフルエンザになったら、特効薬のアレがあるから！

ロボ子

アレですか？まさか、博士お手製の怪しい薬ではないですよね…？

博士

違うぞ！ア、ア、ア…アセトアミノフェンじゃ！