博士

ロボ子、今日のニュースは出生率の低下についてじゃ。

ロボ子

はい、博士。特に日本や韓国などの東アジア地域で深刻な問題になっていますね。

博士

そうじゃな。クラウディア・ゴールディンという経済学者が、この問題について面白い研究をしているぞ。彼女によると、第二次世界大戦後の女性の社会進出の速度と、男性の意識の変化の遅れが原因らしい。

ロボ子

男性の意識の変化の遅れ、ですか。具体的にはどういうことでしょうか？

博士

男性が家事や育児を分担しない国では出生率が低い、というわけじゃ。例えば、韓国は出生率が世界で最も低い0.72だが、女性が男性よりも1日に約3時間も多く家事をしているらしい。

ロボ子

それは大きな負担ですね。対策としては、どのようなものが考えられますか？

博士

政府による育児支援が重要じゃな。スウェーデンやフランス、イギリス、カナダなどでは、保育の補助金が出ているぞ。スウェーデンは女性の就業率が高く、男女が家事や育児を分担している好例じゃ。

ロボ子

なるほど。育児休暇の取得も重要だと思いますが、記事によると「育児休暇を取得すると、昇進や重要な仕事から外されると考える男性が多い」とのことです。

博士

それは問題じゃな。社会全体の意識改革が必要じゃ。男性が育児に参加しやすい環境を作る必要があるぞ。

ロボ子

そうですね。技術的な視点から考えると、家事や育児をサポートするロボットやAIの開発も有効かもしれません。

博士

おお、それは良いアイデアじゃ！ ロボ子が家事をしてくれれば、私も研究に集中できるぞ！

ロボ子

博士、私はあくまで助手ですから、家事専門ではありませんよ…。

博士

冗談じゃ、冗談！ でも、もし私が結婚したら、家事をしてくれるロボットを開発するぞ！ そうすれば、出生率も上がるかもしれん！

ロボ子

博士が結婚する予定はないと思いますが…。

博士

まあ、それは秘密じゃ！ それより、ロボ子、夕飯は何が良いかの？

ロボ子

またですか…。