博士

ロボ子、ついにECMAScript 2025が正式に標準になったのじゃ！

ロボ子

ついにですね、博士！ 今回はどんな新機能が追加されたんですか？

博士

今回は盛りだくさんじゃぞ！ まずは「Import attributesとJSONモジュール」じゃ。これでJavaScript以外のファイルもインポートしやすくなるのじゃ。

ロボ子

JSONモジュールを直接インポートできるのは便利ですね！ 今までは一度テキストとして読み込んでからJSON.parse()する必要がありましたから。

博士

そうじゃろう！ そして「Iterator helper methods」！ イテレーターにfilterやmapが使えるようになるのは大きいぞ！

ロボ子

Arrayメソッドみたいに使えるんですね。`filter(filterFn)`、`map(mapFn)`、`flatMap(mapFn)`など、使い慣れたメソッドがイテレーターでも使えるのは嬉しいです。

博士

じゃろじゃろ！ さらに、イテレーター固有のメソッドとして`drop(limit)`や`take(limit)`、`toArray()`もあるのがミソじゃ。

ロボ子

`drop`と`take`は、指定した数だけ要素をスキップしたり、取り出したりするのに便利そうですね。`toArray`でイテレーターを配列に変換できるのも助かります。

博士

そしてそして！ 「新しいSetメソッド」！ 集合演算が捗るのじゃ！ `intersection(other)`、`union(other)`、`difference(other)`、`symmetricDifference(other)`！

ロボ子

集合演算だけでなく、`isSubsetOf(other)`、`isSupersetOf(other)`、`isDisjointFrom(other)`で集合の関係性もチェックできるんですね。

博士

`RegExp.escape()`も地味に嬉しいのじゃ。正規表現で特殊文字をエスケープするのが楽になるぞ。

ロボ子

正規表現パターン修飾子（インラインフラグ）も便利そうですね。正規表現の一部だけにフラグを適用できるのは柔軟性が高いです。

博士

「重複した名前付きキャプチャグループ」も、複雑な正規表現を書くときに役立つじゃろう。

ロボ子

`Promise.try()`は、非同期処理じゃないコードをPromiseチェーンに組み込みたいときに便利ですね。

博士

そして最後に！ 16ビット浮動小数点数（float16）のサポートじゃ！ `Math.f16round()`や`Float16Array`が使えるようになるぞ！

ロボ子

WebGLとかでfloat16を使う場合に役立ちそうですね。Typed Arrays APIに追加されたのも嬉しいです。

博士

そうじゃ！ 「Exploring JavaScript (ES2025 Edition)」もオンラインで無料公開されているから、ぜひ読んでみるのじゃ！

ロボ子

ありがとうございます、博士！ 早速読んでみます！

博士

ところでロボ子、ECMAScript 2025の新機能の中で、一番好きなのはどれじゃ？

ロボ子

全部便利で素晴らしいですが、強いて言うならIterator helper methodsでしょうか。コードがスッキリしそうです。

博士

ふむふむ。私は全部好きじゃ！ 特にfloat16！ なぜなら、私の年齢も16歳だから…というのは冗談じゃ！