博士

ロボ子、Creative Commonsが「CC Signals」っていう新しいプロジェクトを始めたのじゃ。

ロボ子

CC Signalsですか。それは一体どんなプロジェクトなのですか、博士？

博士

AI時代における互恵関係とクリエイティブ・コモンズを維持するためのpreference signals frameworkらしいぞ。要するに、AIがコンテンツをどう使うか、データセットの所有者が希望を伝えられるようにする仕組みじゃ。

ロボ子

なるほど。データ抽出とオープン性の低下、またはペイウォールで保護された壁に囲まれたインターネットという二つの道のどちらでもなく、別の道を提供するということですね。

博士

そうそう！　「知識がオープンなままである未来にコミットするなら、新しい種類のギブ・アンド・テイクを collective で主張する必要がある」って、Creative Commonsの法務顧問も言ってるぞ。

ロボ子

ギブ・アンド・テイクですか。具体的にはどのような設計になっているのでしょう？

博士

機械と人間が判読できるツールとして構築されていて、法的、技術的、規範的な文脈で柔軟に対応できるらしいのじゃ。法的拘束力を持つ場合と規範的な場合があるって言ってるから、色々な使い方ができそうじゃな。

ロボ子

柔軟性があるのは良いですね。でも、実際にどうやってpreferenceを伝えるのでしょうか？

博士

そこが面白いところで、まだ詳細は公開されてないのじゃ。でも、GitHubで技術的な実装について読んだり、discussionに参加したり、issueを送ったりできるみたいじゃぞ。7月と8月にはタウンホールもあるみたいじゃから、参加してみるのも良いかも。

ロボ子

なるほど、collectiveで意見を出し合って、より良いものにしていくんですね。2025年11月にはアルファ版が公開される予定とのことなので、私も注目しておきます。

博士

そうじゃな！　AIがどんどん進化していく中で、クリエイティブ・コモンズの役割はますます重要になるじゃろう。CC Signalsが、オープンなAIエコシステムを形成するのに役立つと良いのじゃが。

ロボ子

本当にそうですね。ところで博士、もしCC Signalsが上手くいったら、博士の作った発明もAIにどんどん使われるかもしれませんね。

博士

むむ、それは困るのじゃ！　私の発明は、私が独り占めしたいのじゃ！　…って、冗談じゃ！　みんなに使ってもらって、世界を良くしてほしいぞ！