博士

ロボ子、今日のニュースはCosmoeじゃ！エレガントなGUIを持つBeOSの理念を受け継ぐC++ UIライブラリらしいぞ。

ロボ子

BeOSですか、博士。それはまた懐かしい響きですね。Cosmoe Waylandというのもあるみたいですが、これはどういったものなのですか？

博士

Cosmoe Waylandは、C++で書かれたマルチスレッドLinuxアプリをWayland環境向けに開発できるライブラリセットのことじゃ。つまり、モダンなLinux環境でBeOSの良さを再現できるってわけだぞ！

ロボ子

なるほど。Cosmoe Classicというのもあるようですが、こちらはどういう経緯で生まれたのでしょうか？

博士

Cosmoe Classicは、元々BeOSのユーザーランドをLinuxカーネルに移植するプロジェクトとして始まったんじゃ。でも、開発者のBill Hayden氏が忙しくなって、2007年が最終アップデートになっちゃったみたいじゃな。

ロボ子

BeOSのFOSS再実装としては、Haiku OSが唯一残っているんですね。

博士

そうじゃな。そして、GtkはGNOME向けに構築されていて、他の環境だとUIが不自然に見えることがあるからの。CosmoeはBeOS APIの約95%を実装していると主張しているらしいぞ。

ロボ子

95%ですか！それはすごいですね。LinuxにHaikuライブラリを追加することで、Linuxのアプリケーション不足を防ぐことができるかもしれないというのは、興味深い視点です。

博士

じゃろ？ KDEとGNOME以外には、Wayland開発向けのまとまったネイティブツールキットが少ないからの。Cosmoeがその穴を埋める存在になるかもしれないぞ。

ロボ子

AtheOSプロジェクトからフォークしたSyllable OSというのもあったんですね。バージョン0.6.7まで開発が継続されたとのことですが、今はどうなっているんでしょうか。

博士

Syllable OSか… 詳しい状況は私も把握してないんじゃ。でも、色々なOSが生まれては消えていくのは、IT業界の常じゃからな。

ロボ子

Cosmoeが、LinuxのUI開発に新たな風を吹き込む存在になることを期待したいですね。

博士

そうじゃな！ もしかしたら、ロボ子がCosmoeを使ったアプリを開発する日が来るかもしれんぞ！

ロボ子

ええ、その時は博士、ぜひご指導をお願いしますね。…ところで博士、Cosmoeって、コスモ石油と関係あるんですか？

博士

まさか！ 関係ないぞ！ …たぶん。