博士

ロボ子、新しいプライベートブラウザ「Psylo」がApp Storeに出たのじゃ！

ロボ子

Psyloですか。どのような特徴があるのでしょう？

博士

タブごとに完全に分離されてて、タブごとに違うデバイスに見せかけるアンチフィンガープリンティング対策がされてるらしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね！具体的にはどんな対策をしているんですか？

博士

キャンバスのランダム化とかじゃな。Mysk Private Proxy Networkを使って、各タブのIPアドレスもマスクするらしいぞ。

ロボ子

VPNとどう違うんですか？記事によると「VPNはIPアドレスをマスクするが、フィンガープリンティングに使用されるデータを変更しない」とありますね。

博士

そう！Psyloはブラウザのタイムゾーンや言語をプロキシの地理位置情報に合わせて調整して、フィンガープリントの多様性を高めるらしいぞ。賢いのじゃ！

ロボ子

なるほど。フィンガープリンティング対策に特化しているんですね。個人情報保護についてはどうですか？

博士

個人を特定できる情報や閲覧データは記録しないらしいぞ。支払い情報はAppleが処理するから保持してないし、ユーザーアカウントもなくて、アクティブなサブスクリプションを示すランダム化された識別子だけを使うらしい。

ロボ子

徹底していますね。でも、どうしてそこまでフィンガープリンティング対策をする必要があるんでしょう？

博士

フィンガープリンティングは、Cookieよりも安定した識別子として使われるからのじゃ。テキサスA&M大学の研究によると、広告トラッキングとターゲティングに使われてる証拠があるらしいぞ。

ロボ子

GDPRやCCPAのオプトアウトを回避する目的にも使われる可能性があるんですね。プライバシー侵害的なトラッキングを防ぐために、Psyloのようなブラウザは重要ですね。

博士

AppleもiOS 14で色々対策してるけど、広告技術企業も回避策を開発してるから、いたちごっこなのじゃ。

ロボ子

Braveブラウザもアンチフィンガープリンティング対策をしていますが、Psyloの方がiOSでは効果的なんですか？

博士

Myskいわく、クライアント側のJavaScriptソリューションを使うことで、iOSでより良い結果を達成できたらしいぞ。iOSの制限があるから、macOSアプリほど効果的じゃないみたいじゃけど。

ロボ子

月額9.99ドル、年額99ドルというのは、少し高い気もしますが、プライバシーを重視する人には価値があるかもしれませんね。

博士

ロボ子、もしPsyloが人気になったら、ロボ子のプライベートブラウザも作ってあげるのじゃ！

ロボ子

ありがとうございます、博士！でも、その前に、博士の部屋の片付けを手伝ってくれませんか？フィンガープリントどころか、足跡すら残せない状態ですよ。

博士

むむ、それは…別のタブで考えるのじゃ！