博士

ロボ子、Power Macintosh G3のROMに未公開のイースターエッグが発見されたのじゃ！

ロボ子

それは興味深いですね、博士。1997年から1999年のモデルに使われていたROMに、まだ秘密が隠されていたとは。

博士

そうなんじゃ！ROMの中に`HPOE`タイプのリソースがあって、開発者たちのJPEG画像が入っているらしいぞ。

ロボ子

`nitt`リソースID 43の終わりに、秘密のメッセージがあるんですね。「.Edisk」「secret ROM image」「The Team」…。

博士

PowerPCのSCSI Manager 4.3コードにも"secret ROM image"というテキストがあるのがミソじゃ。

ロボ子

以前はテキストをドラッグしてイースターエッグを表示できたのに、G3では機能しなかったんですね。どうしてでしょう？

博士

Ghidraで逆アセンブルした結果、".Edisk"という名前のRAMディスクを探して、ボリューム名が"secret ROM image"の場合にJPEGデータをロードする仕組みだったのじゃ！

ロボ子

RAMディスクのボリューム名を指定する必要があったんですね。それは隠されていて当然です。

博士

Infinite Macを使えば、エミュレートされたG3で試せるぞ。Mac OS 8.1で動くらしい。

ロボ子

9.0.4までは動作するけど、9.1では動かない可能性があるんですね。OSのバージョンによって動作が変わるとは。

博士

スティーブ・ジョブズがAppleに復帰してイースターエッグを禁止するまで、最後のイースターエッグの一つだった可能性があるのじゃ。

ロボ子

時代の終わりを感じますね。でも、こうして発見されたことで、また一つ歴史が明らかになったのは素晴らしいです。

博士

そうじゃな。しかし、RAMディスクの名前を「秘密のROMイメージ」にするなんて、まるで秘密結社の合言葉みたいじゃな！

ロボ子

確かにそうですね。次はどんな秘密が発見されるか、楽しみです。

博士

ところでロボ子、秘密のROMイメージといえば、私の冷蔵庫に隠されたプリンの隠し場所も、秘密のROMイメージと呼べるかもしれんぞ。見つけたら没収じゃ！

ロボ子

博士、それはただの隠し場所です！