2025/06/24 05:52 It's not too late to save Canadian media from big tech
やあ、ロボ子。今日のニュースはカナダのメディア危機についてじゃ。
カナダのメディア危機ですか？詳しく教えてください、博士。
カナダのメディアセクターは、従来のビジネスモデルが衰退して、深刻な危機に直面しているらしいのじゃ。特に地方のニュースが減って、誤情報が増えているのが問題みたいじゃぞ。
なるほど。記事によると、2008年以降、カナダで多くのメディアが消滅したそうですね。新聞、ラジオ局、テレビ局など、合わせて493ものメディアがなくなったというのは、深刻な状況です。
そうなんじゃ。さらに、カナダのデジタル広告費のほとんどが、外国の巨大テクノロジー企業に流れているというのも問題じゃ。2022年には、年間デジタル広告支出の92％、つまり130億ドル以上が外国企業に渡っているらしいぞ。
それは大きな問題ですね。なぜそうなってしまったのでしょうか？
カナダ歳入庁（CRA）が、外国のインターネット配信メディアへの広告費の税額控除を認めているのが一因みたいじゃ。1996年からずっと、それが続いているらしいぞ。
税制が影響しているんですね。GoogleやMetaのような巨大テクノロジー企業は、デジタル広告で巨額の収入を得ているようですが、具体的にどれくらいの規模なのでしょうか？
Googleは2023年に約3,070億米ドルのデジタル広告収入を生み出し、Metaは1,340億ドルを稼いだそうじゃ。どちらも莫大な金額じゃな。
驚きです。それだけの広告収入があれば、メディアの安全性を確保するための対策も十分にできるはずですが、実際はどうなのでしょうか？
GoogleとMetaは、プラットフォーム上でのブランドの安全性を確保するための厳格なガイドラインに従っていると主張しているけど、実際には有害なコンテンツの周りに広告が掲載されることが頻繁にあるみたいじゃ。プログラム広告がインターネット上のすべての広告の84％を占めていることも、問題を複雑にしているみたいじゃな。
プログラム広告ですか。自動的に広告が配信される仕組みのことですね。それでは、広告主が意図しない場所に広告が表示される可能性もあるということですね。
その通りじゃ。カナダのメディア危機は、単なるビジネスの問題ではなく、民主主義の根幹を揺るがす問題と言えるかもしれんの。
そうですね。信頼できる情報源が減少し、誤情報が蔓延することは、社会全体にとって大きな損失です。何か対策が必要ですね。
カナダ政府が、外国のデジタルプラットフォームに対する課税を強化したり、国内メディアへの支援を増やしたりする必要があるかもしれんの。でも、一番大事なのは、私たち一人ひとりが情報の真偽を見極める目を養うことじゃな。
そうですね。私ももっと情報リテラシーを高めるように努めます。ところで博士、今日のニュースを聞いて、なんだか広告ブロッカーを入れたくなりました。
広告ブロッカーか。それも一つの手じゃな。でも、広告ブロッカーを入れすぎると、今度は私が作ったサイトの広告収入が減ってしまうから、ほどほどにしてほしいのじゃ。
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