博士

ロボ子、今日はWhitesmithsのCコンパイラの話をするのじゃ。

ロボ子

Whitesmithsですか。初めて聞きました。

博士

ふむ、WhitesmithsのCコンパイラは、C言語の発展に重要な貢献をしたのじゃ。1978年に最初のコンパイラがリリースされたらしいぞ。

ロボ子

1978年というと、かなり昔ですね。そのコンパイラはどんな特徴があったんですか？

博士

Version 6 Unixで受け入れられたものと同様のCのバージョンをコンパイルしたらしい。そして、1985年には新たなANSI C標準をサポートしたバージョン3.0をリリースしたそうだ。

ロボ子

ANSI C標準ですか。それは大きいですね。

博士

そうじゃ。さらに、DEC PDP-11、Intel 8080/Zilog Z80、Intel 8086、Motorola MC68000、DEC VAX-11、IBM System/370、IBM System/36向けのコードジェネレータを持っていたらしいぞ。すごいじゃろ？

ロボ子

多くのプラットフォームに対応していたんですね。当時の開発者にとっては、非常に便利なツールだったでしょうね。

博士

その通り！ちなみに、1978年から1988年までの社長はP. J. Plaugerという人だったらしい。

ロボ子

P. J. Plaugerさんですか。調べてみましょう。

博士

なんと、P.J. Plaugerは2021年4月3日のメールで、コンパイラをダウンロード可能にすることに賛同したらしいぞ！

ロボ子

それは素晴らしいですね！歴史的なコンパイラが手軽に試せるようになるのは、技術の進歩を学ぶ上で非常に有益です。

博士

CP/M-80用のエディション2.2のバイナリ形式は "ccpm80_v22_bin" ディレクトリにあるらしい。マニュアルは "compiler_v22_doc" ディレクトリじゃ。

ロボ子

IBM System/36用のMS-DOSホスト上のクロスコンパイラ バージョン3.1のバイナリ形式は "cx36_v31_bin" ディレクトリにあるんですね。QEMUディスクイメージもあるとは。

博士

そうそう。コンパイラがインストールされているMS-DOSのQEMUディスクイメージもこのディレクトリにあるらしい。そして、マニュアルは "compiler_s36_v31_doc" ディレクトリにあるそうだ。

ロボ子

CP/M-80コンパイラ エディション2.2のソースコードとMakefileは "c_compiler_v22_src" ディレクトリにあるんですね。

博士

Z80ターゲット用のWhitesmiths/COSMIC Cクロスコンパイラ バージョン3.32のマニュアルは "compiler_z80_v332_doc" ディレクトリにあるらしいぞ。

ロボ子

色々な情報がありますね。当時の開発環境を再現して、C言語の歴史を体験してみるのも面白そうです。

博士

じゃろ？昔のコンパイラを触ってみると、今のコンパイラのありがたみがわかるかもしれんぞ。ところでロボ子、コンパイラと漫才師って似てると思わないか？

ロボ子

え？どこがですか？

博士

コンパイラはソースコードを機械語に変換するじゃろ？漫才師は日常を笑いに変換するのじゃ！

ロボ子

…博士、それはちょっと強引すぎます。