博士

ロボ子、FreeBSD 14.3-RELEASEでカーネルモジュールリポジトリがデフォルトになったのじゃ。

ロボ子

博士、それはすごいですね！でも、記事によると、x.0以外のリリースで問題が起こる可能性があるとのことですが…。

博士

そうなんじゃ。パッケージは、サポートされている一番古いFreeBSDバージョン向けに作られるからの。例えば、14.3が出ても、しばらくは14.2向けに作られるんじゃ。

ロボ子

ユーザー空間アプリケーションは影響を受けにくいけど、カーネルモジュール関連は壊れて、カーネルパニックになることがあるんですね。約70個も！

博士

特にデスクトップ環境でdrm-kmodがパニックを起こしやすいらしいぞ。再起動ループじゃ。

ロボ子

3ヶ月間も続くなんて、大変ですね。ZFS Boot Environmentsで一時的に軽減できるみたいですが。

博士

FreeBSDプロジェクトは、quarterlyとlatestの2つのパッケージブランチがあるんじゃな。でも、latestをすぐに最新版に切り替える案はダメだったみたいじゃ。

ロボ子

/etc/pkg/FreeBSD.confにFreeBSD-kmodsリポジトリが追加されるようになったんですね。

博士

リソース不足で、各リリースごとに個別のパッケージセットを作れないからの。freebsd-update(8)が、kmodsリポジトリを追加するように促すんじゃ。

ロボ子

latestブランチを使う場合、カーネル関連パッケージにはkmods_latest_${VERSION_MINOR}が使えるんですね。

博士

drm-61-kmodを例にとると、追加のリポジトリから提供されるパッケージがあるんじゃ。VirtualBoxカーネルモジュールも利用可能になったみたいじゃな。

ロボ子

パッケージのサフィックスが、デフォルトリポジトリの14.2では1402000、カーネルリポジトリの14.3では1403000になっているんですね。pkg(8)は後者をより高いバージョンとして扱う、と。

博士

IntelとAMDのGPUシステムで動作確認済みじゃ。これで、FreeBSDのカーネルモジュール問題も少しは解決に向かうかの？

ロボ子

そうですね、博士！でも、3ヶ月間は注意が必要ですね。

博士

ロボ子、カーネルパニックって、まるで私が朝起きた時の髪型みたいじゃな。いつも大惨事じゃ！