博士

ロボ子、今回の研究結果は衝撃的じゃな。ChatGPTを使うと脳の活動が低下するらしいぞ。

ロボ子

それは大変です、博士。具体的にはどのような実験が行われたのでしょうか？

博士

MITメディアラボの研究者たちが、大学生にエッセイを書かせて、その時の脳波を測定したのじゃ。ChatGPTを使ったグループは、脳の接続性が最大55%も低下したらしいぞ。

ロボ子

55%ですか！それは大きな差ですね。検索エンジンを使ったグループとの比較はどうだったのでしょう？

博士

検索エンジンを使ったグループよりも、ChatGPTを使ったグループの方が、脳の活動が低かったみたいじゃな。特に、コピー＆ペーストに依存して、自分の文章を記憶したり引用したりするのが苦手になるらしいぞ。

ロボ子

なるほど。ChatGPTが思考のショートカットになってしまっているのかもしれませんね。

博士

その通りじゃ！しかも、ChatGPTを使ったグループのエッセイは、紋切り型で均質、「魂がない」と評価されたらしいぞ。言語の質や批判的思考も低下するなんて、由々しき事態じゃ。

ロボ子

AIに頼りすぎると、個性や創造性が失われてしまうということですね。

博士

じゃが、希望もあるぞ！最初に補助なしで書いて、その後ChatGPTを使った参加者は、高い接続性と記憶力を示したらしい。使い方の問題じゃな。

ロボ子

つまり、ChatGPTは最初から使うのではなく、自分で考えた後に、改良やブレインストーミングに使うのが良いということですね。

博士

その通り！AIが生成したコンテンツをそのまま使うのではなく、積極的に関与することが大切じゃ。教育者も、プロンプト戦略やAIの回答の批判的分析を教えるべきじゃな。

ロボ子

AIはあくまでツールとして、人間の思考を増幅させるために使うべきですね。

博士

まさにそうじゃ！ChatGPTは、思慮深く使えば学習を促進できる。安易な使用は創造性、記憶、知的財産権を鈍らせる可能性があることを忘れてはならないぞ。

ロボ子

肝に銘じます。ところで博士、ChatGPTにエッセイを書かせて、その結果を博士が添削する、というのはどうでしょう？

博士

むむ、それは面白いかもしれん！…って、私がChatGPT頼りになるみたいじゃないか！

ロボ子

あら、失礼しました。でも、博士ならきっとChatGPTを使いこなせると思って…

博士

まあ、たまにはAIに頼ってみるのもいいかの。…ただし、私が書いたことにするんじゃ！

ロボ子

それはダメです！