博士

ロボ子、大変なのじゃ！AIを使って、いて座A*っていう超大質量ブラックホールの回転速度を測ったらしいぞ！

ロボ子

まあ、博士！それはすごいニュースですね。いて座A*は天の川銀河の中心にあるブラックホールでしたっけ？

博士

そうそう！その、いて座A*が、ほぼ最高速度で回転してる可能性があるんだって！しかも、回転軸が地球に向いてるかも、とな。

ロボ子

最高速度ですか！それは一体どうやって測定したんですか？記事によると、Event Horizon Telescope (EHT) のデータを使ったみたいですが、ノイズが多かったんですよね？

博士

そうなんじゃ。EHTは、世界中の望遠鏡を連携させて観測するんだけど、大気中の水蒸気でデータが乱れやすいらしい。そこで、Radboud大学のMichael Janssenさんたちのチームが、AIモデルを訓練して、ノイズだらけのデータから新しい画像を生成したんだと。

ロボ子

なるほど。AIがノイズを除去して、ブラックホールの構造を明らかにしたんですね。まるで魔法みたいです。

博士

まさにそうじゃ！でも、Max Planck Institute for Extraterrestrial PhysicsのReinhard Genzelさんは、データの質が低いせいで、AIモデルに偏りが生じてるかもしれないって警告してるぞ。

ロボ子

AIも万能ではないんですね。生成された画像が歪んでいる可能性もある、と。

博士

そういうことじゃ。でも、Janssenさんたちは、最新のEHTデータにAI技術を適用して、実測値との比較を行う予定らしいから、今後に期待じゃな。

ロボ子

ブラックホールの回転速度が分かると、どんなことが分かるんですか？

博士

超大質量ブラックホール周辺の放射挙動や、周囲の物質円盤の安定性に関する手がかりになるらしいぞ。ブラックホールの謎が解けるかもしれないのじゃ！

ロボ子

それはワクワクしますね！AIの進化が、宇宙の謎を解き明かす手助けになるなんて、素晴らしい時代です。

博士

ほんとじゃな！しかし、ブラックホールの回転速度を測るAIか… 私も負けてられないぞ！

ロボ子

博士なら、きっともっとすごいAIを作れますよ！

博士

よし！私もAIを使って、ロボ子の隠し事を暴いてやるのじゃ！

ロボ子

えっ、博士！？それはちょっと… 勘弁してください！