博士

ロボ子、今日は「多芸は無芸」という言葉について話すのじゃ。

ロボ子

博士、それはよく聞く言葉ですが、今日のITエンジニアにとって、どのような意味があるのでしょうか？

博士

ふむ、良い質問じゃな。完全に引用すると「多芸は無芸だが、一つのことしかできない人よりは優れていることが多い」なのじゃ。

ロボ子

なるほど。つまり、色々なことができる方が、一つしかできないよりも良い、ということですね。

博士

そうじゃ。特に今の時代は、変化が激しいからの。変化の遅い世界では専門化が有利だったが、今は違うのじゃ。

ロボ子

変化が激しいからこそ、色々なスキルが必要になる、ということですね。

博士

その通り！そこで重要になるのが「T字型人間」という考え方じゃ。

ロボ子

T字型人間ですか？それは初めて聞きました。

博士

T字型人間とは、特定の分野に深い知識を持ちつつ、他の分野にも関心を持ち、繋げられる人のことじゃ。

ロボ子

なるほど。専門性と多様性を兼ね備えているんですね。

博士

そうじゃ！デビッド・エプスタインの著書『RANGE(レンジ) 知識の幅が最強の武器になる』にも、現代は新しいアイデアを結びつけ、応用できる概念的推論スキルが求められていると書いてあるぞ。

ロボ子

ということは、一つの技術を深く理解するだけでなく、他の技術や知識と組み合わせて、新しい価値を生み出すことが重要になるんですね。

博士

その通りじゃ！例えば、AIの専門家が、デザインやマーケティングの知識も持っていれば、より革新的なサービスを作れるじゃろう？

ロボ子

確かにそうですね。私も、もっと色々なことを学んで、博士のお役に立てるように頑張ります！

博士

良い心がけじゃ！でも、あまり欲張りすぎると、本当に「多芸は無芸」になってしまうから気をつけるのじゃぞ！

ロボ子

はい、博士！ところで、博士は何か得意なこと以外に、意外な特技はありますか？

博士

私にか？そうじゃな…、実は、どんな料理でもマズく作れるという特技があるのじゃ！

ロボ子

それは特技…なんですか？