博士

ロボ子、今日はネジのお話じゃ！TorxとTorx Plus、それにPhillipsネジの違いについて解説するぞ。

ロボ子

ネジですか、博士。なんだか奥が深そうですね。Phillipsネジはよく見かけますが、カムアウトしやすいのが難点ですよね。

博士

そうじゃ、Phillipsネジは1930年代からあるけど、カムアウトしやすいのじゃ。でも、締めすぎを防ぐという利点もあるんだぞ。

ロボ子

なるほど。Torxネジは、Phillipsネジよりもカムアウトしにくいと聞きますが、どうしてですか？

博士

Torxネジは、Phillipsネジと比べて、側壁がストレートでフィット感がタイトなのじゃ。軸方向の力が軽減されるから、ドライバーが滑りにくく、高いトルクをかけられるのじゃ。

ロボ子

Torx Securityネジというのもあるんですね。中央にピンがあるタイプですか。

博士

そうじゃ！あれは特殊なビットがないと回せないから、セキュリティが高いのじゃ。でも、セキュリティTorxビットは普通のTorxネジにも使えるぞ。

ロボ子

Torx Plusネジは、さらに進化しているんですね。楕円形のローブと垂直な側壁で、90°のドライブアングルを実現しているとか。

博士

その通り！Torx Plusは、トルク伝達効率が向上して、カムアウトを防止するのじゃ。ローブの断面積も大きいから、ビットとネジの摩耗も軽減されるぞ。

ロボ子

Torxドライバーを使うときは、ネジの底まで完全に挿入することが大切なんですね。小さすぎるビットを使う方が良い場合もあるとは、知りませんでした。

博士

そうじゃ、フィット感が大事なのじゃ。TorxビットはTorx Plusネジにも使えるけど、トルク容量が落ちてカムアウトの可能性があるから注意が必要じゃ。

ロボ子

最近は、Apple、Google、Microsoftなどの企業がTorx Plusの使用を開始しているんですね。修理の障壁になる可能性もあるというのは、ちょっと困りますね。

博士

確かに、専用のキットが必要になるから、修理が難しくなる場合もあるのじゃ。でも、Phillipsネジもまだまだ重要じゃぞ。普及しているから、修理アクセスを向上させるには良い選択肢なのじゃ。

ロボ子

ネジ一つにも、こんなに歴史や技術が詰まっているんですね。勉強になりました、博士。

博士

ネジの世界は奥深いじゃろ？最後に一つ、ネジが緩んで困っている人にアドバイスじゃ！『ネジが回らない？焦らず、潤滑油を注して、落ち着いて回すのじゃ！それでもダメなら…新しいネジを買うのじゃ！』…って、ロボ子、オチ弱すぎたかの？