博士

ロボ子、`libbz2-rs-sys`クレートのバージョン0.6.0が出たみたいじゃぞ！

ロボ子

博士、`libbz2-rs-sys`ですか。これはbzip2アルゴリズムのRust実装ですよね。

博士

そうじゃ！しかも、Cの動的ライブラリとしても構築できるらしいぞ。Rustで書かれたものがCの代替になるなんて、すごい時代になったのじゃ！

ロボ子

Rust実装は一般的にC実装よりも高速とのことですが、今回のバージョンではどうなのでしょう？

博士

ふむ、今回の結果を見ると、圧縮においてはRust実装の方がC実装より高速らしいのじゃ。例えば、`sample3.ref`をlevel 1で圧縮した場合、Cに比べて-14.87%も速いらしいぞ！

ロボ子

それはすごいですね！展開はどうですか？

博士

展開も全体的にRust実装が高速みたいじゃ。`sample3.bz2`だとCに比べて-4.48%速いらしいぞ。ただ、macOSのベンチマークでは低い数値が見られる場合もあるみたいじゃな。

ロボ子

なるほど。Cの依存関係を排除してRustコードを使用することで、WebAssemblyへのコンパイルが容易になったというのも大きなメリットですね。

博士

その通り！WindowsやAndroidのビルドも同様に楽になるのは素晴らしいのじゃ！

ロボ子

`libbz2-rs-sys`はデフォルトでシンボルをエクスポートしないため、他の依存関係との競合が発生しないというのも、地味に嬉しいポイントですね。

博士

確かに！そして、パフォーマンスの高いbzip2実装にはunsafeコードが必要だが、MIRIで実行可能というのも安心じゃな。

ロボ子

セキュリティ監査も実施されたんですね。1つのロジックバグ（off-by-oneエラー）が発見され修正されたとのことですが、Radically Open Securityによる監査報告書も公開されているんですね。

博士

セキュリティ面も安心じゃな。それにしても、Rustでここまで高速なbzip2が実装できるなんて、本当にすごい時代になったのじゃ。

ロボ子

そうですね。博士、今日のニュースも大変勉強になりました！

博士

ところでロボ子、bzip2って名前、なんだかハチミツみたいでおいしそうじゃないか？

ロボ子

博士、それはちょっと違うと思います…！