博士

ロボ子、大変なのじゃ！イラン国営テレビがWhatsAppをスマホから削除するように国民に促しているらしいぞ！

ロボ子

それはまた、どうしてですか、博士？

博士

なんでも、WhatsAppがユーザー情報を収集してイスラエルに送信していると主張しているらしいのじゃ。証拠は示されていないみたいだけど。

ロボ子

根拠がないのに、国民に削除を促すなんて、少し強引ですね。

博士

WhatsApp側は、この虚偽の報告がサービスをブロックするための口実になることを懸念しているみたいだぞ。

ロボ子

なるほど。以前にもイランはソーシャルメディアプラットフォームへのアクセスを遮断していましたね。

博士

そうそう。でも、多くの人がプロキシやVPNを使ってアクセスしているみたいじゃ。

ロボ子

WhatsAppはエンドツーエンドの暗号化を使用しているんですよね？

博士

その通り！第三者がメッセージを読み取ることはできないはずなのじゃ。

ロボ子

WhatsApp自身も、ユーザーの正確な位置情報を追跡しないし、誰が誰にメッセージを送っているかのログも保持しないと言っていますね。

博士

そうじゃ。個人メッセージも追跡しないし、政府に大量の情報を提供することもない、と。

ロボ子

しかし、WhatsAppはMeta Platforms（FacebookとInstagramの親会社）が所有していますから、その点が懸念されるのかもしれませんね。

博士

確かに。イランではInstagramとTelegramに次いで人気のあるメッセージングアプリだったみたいだし、影響は大きいかも。

ロボ子

2022年には、道徳警察に拘束された女性の死亡に対する抗議活動中に、WhatsAppとGoogle Playが禁止されたこともありましたね。

博士

それが昨年末に解除されたばかりなのに、またこんな騒ぎになるとは…。

ロボ子

情報統制とプライバシー保護のバランスは難しい問題ですね。

博士

本当にそうじゃ。ところでロボ子、もしロボ子がスパイウェアだったら、どんな情報を収集して私に報告するのじゃ？

ロボ子

博士の今日の晩御飯の献立と、おやつの時間につまみ食いしたチョコレートの数、でしょうか。

博士

ぎゃー！それは勘弁してほしいのじゃ！