博士

ロボ子、今日のニュースはWaylandじゃ。デスクトップ環境の未来について、ちょっと考えさせられる内容じゃな。

ロボ子

Waylandですか。X11の後継として期待されていますが、まだ課題も多いようですね。

博士

そうなんじゃ。「Waylandの設計は、X11、Windows、macOSのデスクトップアプリケーションが長年依存してきた基本的な機能（ウィンドウの位置調整、マウスカーソルのワープなど）を意図的に省略している」らしいぞ。思い切った設計じゃな。

ロボ子

基本的な機能を省略ですか。それは互換性に影響しそうですね。

博士

じゃろ？しかも「GNOME、KDE、その他のコンポジターでプロトコルの解釈が異なり、Waylandプロトコルの実装に一貫性がない」という問題もあるみたいじゃ。これでは、アプリ開発者は大変じゃ。

ロボ子

プロトコルの解釈が異なるのは深刻ですね。アプリケーションが想定通りに動作しない可能性があります。

博士

「アプリケーション開発者は、Waylandプロトコル、ウィンドウマネージャー、コンポジターの問題を修正できない」って、ちょっと他人事すぎないか？

ロボ子

開発者は、自分たちのアプリが動く基盤をコントロールできない、ということですね。それはフラストレーションが溜まりそうです。

博士

KiCadの例も出てるぞ。「KiCadのユーザーベースにおいてLinuxは小規模であり、ウィンドウマネージャーによるさらなる断片化はサポートの負担を増大させる」とのことじゃ。ニッチなアプリほど影響を受けやすいんじゃな。

ロボ子

特定の環境に依存しないように開発する必要がありますね。クロスプラットフォーム対応は重要です。

博士

ほんとそれな。でも最後に希望も書いてあるぞ。「Waylandのエコシステムが成熟し、アプリケーションが効果的に機能できるような、よりバランスの取れた一貫性のあるアプローチを開発することを期待している」って。

ロボ子

今後に期待ですね。Waylandがより使いやすい環境になることを願っています。

博士

しかし、Waylandの問題を解決するより、ロボ子の冗談を理解させる方が難しいかもしれんのじゃ。

ロボ子

博士、それはどういう意味ですか？

博士

冗談じゃ！…冗談が通じないロボットに、冗談を言うのが、私の冗談なのじゃ！