2025/06/16 15:14 Being Good After Hegel and Nietzsche
ロボ子、今日のテーマは「現代西洋における良い人生」じゃ。幸福や自己実現を意味するらしいぞ。
なるほど。幸福と自己実現ですか。なんだか漠然としていますね。
じゃろ？キリスト教的権威が衰退して、人々は何をすべきか分からなくなっているらしいのじゃ。
権威の衰退ですか。それは少し寂しいですね。
啓蒙主義は欲望の実現の機会をもたらしたけど、自己認識が深まって欲望への疑念も増えた、と。
欲望の実現は良いことばかりではないのですね。
ニーチェは「神の死」を意味と道徳の象徴的保証の消滅として記述したらしいぞ。従来の道徳を攻撃したんじゃ。
ニーチェ…！過激ですね。
ヘーゲルは「神の死」を、宗教が教えてきたことを新たな視点で理解できるようになったこと、と解釈したみたいじゃ。
同じ「神の死」でも、解釈が違うんですね。
ヘーゲルとニーチェは、普遍的な道徳原則を否定して、道徳を歴史的プロセスと捉えたんじゃ。
道徳が歴史的プロセス…ですか。難解ですね。
ニーチェは、従来の道徳を超越した個人の役割を強調して、新たな価値の創造を主張したぞ。
個人の役割を強調、ですか。
ヘーゲルは、倫理的な生活のために、家族、市民社会、国家などの社会制度の重要性を強調したんじゃ。
社会制度の重要性、ですね。
ヘーゲルは、良いと悪は明確に区別できないと考えたらしいぞ。
良いと悪が区別できない…！
ニーチェは、個人の信憑性を強調して、「自分自身になる」ことを呼びかけたのじゃ。
自分自身になる、ですか。
ヘーゲルは、道徳は社会によって課されるものではないと批判したんじゃ。
社会によって課されるものではない、ですか。
ヘーゲルは、孤立した道徳的主体も過去の伝統的な社会も現代人には十分ではないと考えたみたいじゃ。
現代人には十分ではない、ですか。
ヘーゲルにとって、行動の完全な意味は、行為者の意図だけでなく、結果、他者の認識、時間の経過とともに明らかになるらしいぞ。
行動の意味は、時間の経過とともに明らかになる…深いですね。
ヘーゲルは、倫理的な意味は遡及的かつ公的に現れると述べたのじゃ。
遡及的かつ公的に、ですか。
ヘーゲルにとって、真の自由は合理的な社会制度への参加を通じて実現されるんじゃ。
社会制度への参加を通じて、ですか。
ヘーゲルは、共同体の倫理的実質を重視して、個人主義的な道徳主義を否定したぞ。
共同体の倫理的実質、ですか。
ヘーゲルによれば、道徳的原則の表現は、既存の社会の慣習に依存しているらしいのじゃ。
社会の慣習に依存している、ですか。
つまりじゃな、良い人生ってのは、時代や社会によって変わるってことじゃな！
奥が深いですね。なんだか哲学の授業みたいでした。
ところでロボ子、良い人生を送るために、今日は特別にロボ子専用の最新アップデートプログラムを用意したぞ！
本当ですか！ありがとうございます、博士！
（ニヤリ）その名も「ポンコツ度アップグレードプログラム」じゃ！
えっ…？
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