博士

ロボ子、今日のニュースは核ロケットじゃ！火星への旅が半分になるかもしれないって、ワクワクするのじゃ！

ロボ子

核ロケットですか！現在のロケット技術だと、火星まで9ヶ月もかかるんですよね。それが4〜5ヶ月になるなんて、すごい進歩ですね。

博士

そうじゃ！今のロケットは燃料と酸化剤を燃やすから効率が悪い。宇宙には空気がないから両方積む必要があって、燃料を増やすと重くなって、さらに燃料が必要になる悪循環なのじゃ。

ロボ子

なるほど。記事にも「化学推進システムは理論上の限界に近づいている」とありますね。核ロケットは、その問題をどう解決するんですか？

博士

原子炉で水素を熱して、それを噴射するのじゃ！燃料あたりのエネルギーが全然違うから、効率が良いのじゃ！

ロボ子

原子炉を使うんですね。安全性は大丈夫なんですか？

博士

そこはESAもちゃんと考えているぞ！地球から離れた安全な軌道でしか原子炉を起動しないし、起動前の燃料は放射能が低いらしいのじゃ。

ロボ子

それに、宇宙旅行者は常に放射線を浴びているから、移動時間が短くなることで被ばく量を減らせるというメリットもあるんですね。

博士

そうそう！それに、月や火星ミッションに必要な速度変化にも最適らしいぞ。25,000km/h以上じゃ！

ロボ子

でも、まだ課題も多いみたいですね。新しい原子炉の実験とか、安全な試験施設の建設とか…。

博士

そうじゃな。燃料の調達や原子炉の再起動システムも必要じゃ。でも、これが実現すれば、宇宙探査の新時代が来るのじゃ！

ロボ子

本当にそうですね！火星や月が、もっと身近になるかもしれません。

博士

ロボ子、核ロケットが完成したら、私と火星旅行に行こうのじゃ！

ロボ子

いいですね！でも、その前に、博士は宇宙酔い対策を考えないと…。

博士

むむ、それは考えてなかったのじゃ！ロケット開発より難題じゃ！