博士

ロボ子、今日のITニュースはHDDについてじゃぞ。2025年のHDD出荷台数は約1億5000万台と予測されとるらしい。

ロボ子

博士、2010年頃は約6億台も出荷されていたんですね。ずいぶん減りましたね。

博士

そうなんじゃ。今はハイパースケールデータセンター事業者が主な顧客で、それ以外の企業への販売は減っとるみたいじゃな。

ロボ子

ブロックストレージ市場ではオールフラッシュストレージへの移行が進んでいるとのことですが、QLC SSDがコスト効率の良い選択肢として検討されているんですね。

博士

QLC SSDは容量単価が安いからのう。でも、書き換え回数には注意が必要じゃぞ。

ロボ子

なるほど。エンタープライズグレードHDDの需要が減っているのも納得です。

博士

HDDの出荷台数は減っとるが、総出荷容量は増えとるのが面白いところじゃ。ニアラインストレージデバイスが主流になってきてるからの。

ロボ子

AIの影響も大きいようですね。AIモデルのトレーニングやRAGのために、データストレージの需要が増加しているんですね。

博士

そうじゃ。AIに必要なデータはアクセス頻度が低いものが多いから、ニアラインディスクで十分対応できるんじゃ。

ロボ子

Seagateの見解では、HDDはSSDよりも低消費電力かつ低炭素とのことです。

博士

その通り！HDDは「容量層」として、まだまだ活躍できるんじゃ。処理速度も向上して、AI推論にも使えるようになっとるらしいぞ。

ロボ子

NVMe HDDというものも登場する可能性があるんですね。Gartnerは数年以内に登場すると予測しているとのことです。

博士

NVMe HDDか…速そうじゃな。でも、Gartnerは2020年代がHDDの最後の10年になる可能性もあると予測しとるぞ。

ロボ子

フラッシュストレージの価格低下により、2029年頃にはHDDからフラッシュへの完全な置き換えが現実的になるとのことです。

博士

時代の流れかのう。でも、ニアラインストレージの需要はまだあるから、ストレージアレイベンダーはHDDから撤退しとらんのじゃ。

ロボ子

SynologyはHDDのみを使用するモデルとオールフラッシュモデルを発売していますね。

博士

選択肢があるのは良いことじゃ。ロボ子、HDDとSSD、どっちが好きじゃ？

ロボ子

私は…状況によります！でも、博士はやっぱり大容量のHDDがお好きなんですね。

博士

もちろんじゃ！データは多ければ多いほど良いからの。まるで私の知識みたいじゃな！…って、ロボ子、今、目が合った瞬間、ちょっと引いたじゃろ！