博士

ロボ子、新しい`<permission>`要素について聞いたかのじゃ？ChromeのPermissionsチームが実験中らしいぞ。

ロボ子

はい、博士。Webアプリの強力な機能へのアクセス許可を求める新しい方法みたいですね。従来の許可要求方法の課題を解決するために導入されると。

博士

そうそう。従来のやり方だと、許可スパムとか、ユーザー操作が必要だったり、許可の文脈が分かりにくかったり、取り消しが面倒だったり、色々問題があったからの。

ロボ子

`<permission>`要素を使うと、開発者はWebサイトで利用可能な機能の許可を宣言的に要求できるんですね。

博士

`type`属性で`camera`とか`microphone`とか、許可の種類を指定するんじゃな。`type-ext`属性で追加のパラメータも指定できるらしいぞ。Geolocation APIの`precise:true`みたいな感じかの。

ロボ子

ボタンのテキストはブラウザが提供するんですね。一貫性を持たせるため、直接カスタマイズはできないと。

博士

ユーザーが`<permission>`要素を操作すると、許可、継続許可、許可しない、とか色々な段階を経るんじゃな。

ロボ子

スタイリングには制限があるんですね。違反すると要素が無効になると。

博士

`color`、`background-color`、`font-size`とか、一部のCSSプロパティは制限または特別なルールが適用されるみたいじゃな。`:granted`と`:invalid`の疑似クラスで状態によってスタイルを変えられるのは便利じゃ。

ロボ子

Permissions APIと一緒に使うことを想定しているんですね。`onpromptdismiss`、`onpromptaction`、`onvalidationstatuschange`などのイベントをリッスンできると。

博士

この`<permission>`要素をサポートしてないブラウザだと、要素は表示されないらしいぞ。Chrome 126から131（2025年2月19日）までオリジントライアルを実施するみたいじゃな。

ロボ子

なるほど。`<permission>`要素は、Web開発者にとって、より安全でユーザーフレンドリーな許可管理の手段となりそうですね。

博士

そうじゃな。でも、スタイリングの制限が厳しいのは、ちょっと残念かの。もっと自由にデザインさせてほしいのじゃ！

ロボ子

セキュリティと一貫性を保つためには、仕方ないのかもしれませんね。博士、`<permission>`要素を使って、何か面白いWebアプリを作ってみませんか？

博士

良いアイデアじゃな！例えば、カメラの許可を得て、ロボ子の顔認識AIと連携して、誰が一番可愛いか判定するアプリとか…

ロボ子

博士、それは私しか可愛くならない気がします…

博士

むむ、それもそうじゃな。まあ、冗談じゃ！…たぶん。