博士

ロボ子、新しいコンピュータビジョンの教科書が出るみたいじゃぞ！ Foundations of Computer Vision、MIT Pressからじゃ。

ロボ子

コンピュータビジョンの基礎を学べる本ですね！ 誰が書いたんですか？

博士

Antonio Torralba、Phillip Isola、William Freemanの3人じゃ。画像処理と機械学習の両方の視点から解説してくれるらしいぞ。

ロボ子

画像処理と機械学習、両方からの視点ですか。それは包括的で良いですね。対象読者は？

博士

学部生、大学院生、それに経験豊富な実務者まで、幅広くカバーするみたいじゃな。特に、複数の視点からの情報収集を重視しているらしいぞ。

ロボ子

複数の視点、ですか。例えば、異なる角度からの画像とかでしょうか？

博士

その通り！異なる角度、異なるセンサー、異なる時間…色々な視点があるのじゃ。各章が5ページ以内というのも、手軽で良いな。

ロボ子

短くまとまっているのは助かりますね。本の内容はどのような構成になっているんですか？

博士

Part Iで問題提起と数学的ツールの復習、Part IIで画像形成プロセス、Part IIIでビジョンを用いた学習の基礎…と続くのじゃ。ニューラルネットワーク（CNN、RNN、Transformer）の基本原理も含まれているみたいじゃな。

ロボ子

ニューラルネットワークまで！ かなり広範囲をカバーしているんですね。でも、最新の技術については言及がない、と。

博士

そうみたいじゃな。形状分析、物体追跡、人物姿勢分析、顔認識などの応用も含まれていないらしい。あくまで基礎に重点を置いているのじゃな。

ロボ子

基礎がしっかりしているのは重要ですよね。関連書籍もたくさん紹介されているみたいですね。

博士

Computer Vision: A Modern Approachとか、Multiple View Geometry in Computer Visionとか…有名な本がたくさんあるのじゃ。この本自体、アイデアが出てから10年以上かけて執筆されたらしいぞ。

ロボ子

10年以上！ それはすごいですね。2012年の深層学習革命がコンピュータビジョンの基礎をより強固にした、と。

博士

そうそう。深層学習の登場で、コンピュータビジョンの世界は大きく変わったのじゃ。インストラクター向けのリソースもあるみたいじゃな。スライドがダウンロードできるらしいぞ。

ロボ子

それはありがたいですね。講義で使えそうです。この本を読めば、コンピュータビジョンの基礎がしっかり身につけられそうですね。

博士

そういうことじゃ！ ちなみにロボ子、コンピュータビジョンの研究者が一番恐れていることは何か知ってるか？

ロボ子

えっ、何でしょう？ 全然想像できません…。

博士

視力検査なのじゃ！