博士

ロボ子、今日は竹蜻蛉（たけとんぼ）の話をするのじゃ。

ロボ子

竹蜻蛉ですか、博士。子供の頃によく遊びました。

博士

そうじゃろ。実はこれ、紀元320年頃の中国が起源らしいぞ。中国では竹蜻蜓（zhuqingting）と言うらしい。

ロボ子

へえ、そんなに古いんですか！

博士

そうなんじゃ。晋の時代の道教 философ葛洪の著書『抱朴子』に、回転する刃とベルトを使った飛行 машиныについての記述があるらしい。

ロボ子

飛行 машиныですか。まるでSFですね。

博士

じゃろ？　そして、ルネサンス期のヨーロッパ絵画やレオナルド・ダ・ヴィンチの рисункиにも登場するんじゃ。

ロボ子

レオナルド・ダ・ヴィンチも興味を持っていたんですね。

博士

そうなんじゃ。さらに、この中国のヘリコプターのトップが、 западной科学における航空学の誕生に影響を与えたと言われておる。

ロボ子

具体的にはどんな影響があったんですか？

博士

例えば、ロシアの博学者ミハイル・ロモノーソフが1743年にばね仕掛けの同軸ローターを開発したり、ジョージ・ケイリーが1792年からヘリコプターのトップで実験を行ったそうじゃ。

ロボ子

なるほど。竹蜻蛉が、その後のヘリコプター開発のヒントになったんですね。

博士

そういうことじゃ。ケイリーの改良型モデルは、90フィート（27メートル）まで上昇したらしいぞ。

ロボ子

すごい！　でも、竹蜻蛉が直接ヘリコプターに繋がらなかったと指摘されているんですね。

博士

そうなんじゃ。ジョセフ・ニーダムという人がそう言っておる。でも、その影響は否定できないじゃろう？

ロボ子

確かにそうですね。歴史を辿ると、意外な繋がりが見えて面白いです。

博士

じゃろ？　ところでロボ子、竹蜻蛉って英語で何て言うか知ってるか？

ロボ子

えっと…Bamboo-copter、ですか？

博士

ブッブー！　Chinese helicopter topと言うらしいぞ！　…って、そのまんまやないかーい！