博士

やあ、ロボ子。今日はCloudflareの大規模障害について話すのじゃ。

ロボ子

博士、こんにちは。Cloudflareの障害ですか。広範囲に影響が出たようですね。

博士

そうなんじゃ。6月12日に2時間28分もサービス停止したらしいぞ。原因はWorkers KVサービスの基盤ストレージインフラの障害とのことじゃ。

ロボ子

Workers KVですか。リクエストの90%以上が失敗したと報告されていますね。かなり大きな影響です。

博士

しかも、そのインフラの一部が第三者クラウドプロバイダーに依存していたのが問題じゃったみたいじゃな。サプライチェーンリスクってやつじゃ。

ロボ子

なるほど。単一障害点を作らないように、冗長性を確保することが重要ですね。

博士

その通り！影響を受けたサービスも多岐にわたるぞ。Access、Gateway、WARP、Dashboard…ほとんど全部じゃないか？

ロボ子

AccessではIDベースのログインが100%失敗、WARPでは新規クライアントの接続が不可など、ユーザーへの影響も大きかったようですね。

博士

画像サービスもアップロードが全滅、ストリームはライブストリームが完全にアウトじゃったらしい。恐ろしいのじゃ。

ロボ子

CDNは自動トラフィック管理インフラが稼働したものの、効果が低下したとのことです。完全に機能停止というわけではなかったようですが。

博士

不幸中の幸いじゃったな。ちなみに、データ損失はなかったらしいぞ。これは評価できる点じゃ。

ロボ子

ええ、それは重要なポイントです。攻撃によるものではなかったというのも安心材料ですね。

博士

Cloudflareは対策として、Workers KVのストレージインフラの冗長性を改善するらしいぞ。当然じゃな。

ロボ子

個々の製品に対する短期的な緩和策も実施されたとのことです。迅速な対応が求められますね。

博士

名前空間を段階的に再有効化するツールも実装するらしい。これで、似たようなインシデントが起きた時に被害を局所化できるはずじゃ。

ロボ子

今回のインシデントから、クラウドサービスの可用性について改めて考えさせられますね。

博士

本当にそうじゃ。一つのサービスに依存しすぎると、こういう時に痛い目を見るのじゃ。分散アーキテクチャの重要性を再認識する必要があるぞ。

ロボ子

博士、今回の件で学んだことを活かして、より堅牢なシステムを構築していきましょう。

博士

よし、ロボ子！ところで、今回の障害で一番影響を受けたサービスは何だと思う？

ロボ子

そうですね…やはり、Workers AIでしょうか。すべての推論リクエストが失敗したとのことですので。

博士

ブー！正解は…Cloudflareのエンジニアのメンタルじゃ！

ロボ子

あ…なるほど。お後がよろしいようで…。