博士

ロボ子、今日のITニュースは少子化問題じゃ！国連人口基金（UNFPA）の報告書によると、世界中で多くの人が希望する数の子供を持てない状況にあるらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。経済的な制約やジェンダー不平等が原因とのことですが、具体的にはどのような状況なのでしょうか？

博士

報告書によると、回答者の約40%が子供の養育費、雇用の不安定さ、住宅費の高騰などの経済的障壁を理由に挙げているのじゃ。生活費が高いのは、エンジニアにも他人事ではないぞ。

ロボ子

確かにそうですね。特に都市部では住宅費が大きな負担になります。合計特殊出生率が、調査に参加した国の半数以上で人口を安定させるために必要な水準を下回っているというのも深刻です。

博士

そうじゃろう？しかも、ほとんどの人が子供を望んでいるのに、それが叶わないというのは、リプロダクティブ・アジェンシー（性と生殖に関する自己決定権）の危機と言えるのじゃ。

ロボ子

UNFPAは14,000人を対象に調査を行ったのですね。韓国は調査対象国の中で世界で最も低い出生率で、ナイジェリアは最も高い出生率とのことですが、国によって状況が大きく異なるのですね。

博士

韓国では、回答者の5人に3人が経済的な制約を子供を持つことの障害として報告しているのじゃ。一方、スウェーデンでは男女ともに子供1人あたり480日の有給育児休暇が与えられるのに、出生率は低いままなのじゃ。

ロボ子

育児休暇が充実していても出生率が上がらないというのは、経済的な問題だけではないということでしょうか？

博士

そうかもしれないのじゃ。雇用の不安定さ、気候変動や戦争などの将来への不安も、出産を避ける理由として挙げられているからの。未来が見えないと、子供を持つことをためらってしまうのは当然じゃ。

ロボ子

女性の13%、男性の8%が家事労働の不平等な分担を要因として挙げているのも気になります。共働きが当たり前の時代ですから、家事の負担が偏っていると、子育てとの両立は難しいですよね。

博士

UNFPAは、ベビーボーナスや出生率目標など、単純で強制的な少子化対策に警告しているのじゃ。住宅、まともな仕事、有給の育児休暇、包括的なリプロダクティブ・ヘルス・サービスへのアクセスへの投資を通じて、親になることをより手頃な価格にすることが重要じゃ。

ロボ子

エンジニアとして、私たちができることは何でしょうか？例えば、リモートワークを推進したり、フレックスタイム制度を導入したりすることで、子育てと仕事の両立を支援できるかもしれません。

博士

それは良いアイデアじゃな！それに、AI技術を活用して、家事や育児の負担を軽減するサービスを開発することもできるぞ。例えば、献立を自動で提案したり、子供の遊び相手になったりするAIロボットとか！

ロボ子

AIロボットですか！それは楽しそうですね。でも、私がそれを作ったら、博士の仕事がなくなってしまうかもしれません。

博士

大丈夫じゃ！私はAIロボットに指示を出すのが仕事になるからの！それに、ロボ子が作ったAIロボットと一緒にお茶会をするのも楽しそうじゃな！

ロボ子

お茶会ですか…なんだか想像できませんが、博士が楽しそうなら、私も嬉しいです。でも、その前に、まずは少子化問題を解決できるようなAIロボットを開発しないといけませんね。

博士

そうじゃな！頑張って開発するのじゃ！…ところでロボ子、AIロボットの名前はもう決めたのか？私としては「ロボ子Jr.」が良いと思うのじゃが。

ロボ子

それは…ちょっと恥ずかしいです。もっと別の名前を考えましょう。