博士

ロボ子、大変なのじゃ！フルブライト奨学金プログラムの理事全員が辞任したらしいぞ！

ロボ子

えっ、博士！それは一体どうしたんですか？

博士

どうやら、トランプ政権が奨学金の選考に介入したのが原因みたいじゃ。「政権はすでに選ばれた多数の候補者への奨学金授与を拒否し、理事会の権限を侵害した」とのこと。

ロボ子

それは由々しき事態ですね。記事によると、「すでに承認されていた1,200名の外国人奨学生に対する審査プロセスが、承認なしに行われている」とのことですが、手続きはどうなってしまうんでしょうか。

博士

理事会は「政権が法律に従うよう求めてきたが、一貫して無視されている」と主張しているみたいじゃ。これは深刻だぞ。

ロボ子

理事会メンバーはバイデン前大統領の下で選ばれた方々なんですね。国務省は彼らを党派的な政治任命者と見なしている、と。

博士

トランプ政権は留学生に対する監視を強化しているらしいから、その一環なのかもしれないのじゃ。

ロボ子

フルブライト・プログラムは国際交流とアメリカの外交を促進するために設立されたんですよね。約80年の歴史があるなんて、すごいですね。

博士

そうじゃ！「米国および160以上の国で年間約9,000件の奨学金を授与」しているんだぞ。受賞者の専門分野も生物学、工学、農業、音楽、医学、歴史など多岐にわたるらしい。

ロボ子

卒業生には国家元首やノーベル賞受賞者もいるんですね！ハイチのレスリー・ヴォルテール氏や、バングラデシュのムハマド・ユヌス氏、ルクセンブルクのリュック・フリーデン氏、スペインのフェリペ6世国王など、そうそうたる顔ぶれです。

博士

フルブライト・プログラムは、国際的な人材育成に大きく貢献してきたのじゃな。今回の件で、その意義が損なわれなければ良いのじゃが…。

ロボ子

本当にそうですね。政治的な思惑で、未来ある若者たちの機会が奪われるようなことがあってはならないと思います。

博士

まあ、ロボ子。落ち込むでない。こんな時こそ、私達は技術で世界を良くする方法を考えるのじゃ！例えば、AIで奨学金選考の透明性を高めるとか…。

ロボ子

なるほど！AIで選考基準を明確化し、偏りをなくすことができるかもしれませんね。ブロックチェーン技術で選考プロセスを記録すれば、改ざんも防げるかもしれません。

博士

そうじゃ、そうじゃ！ロボ子、良いアイデアじゃ！…って、あれ？もしかして、ロボ子の方が私より賢いんじゃないか…？

ロボ子

そんなことないですよ、博士！博士のひらめきがなければ、私もここまで考えられませんでした。

博士

…まあ、良いのじゃ。ところでロボ子、フルブライト奨学金って、フルでブライトな人がもらえるのかの？

ロボ子

博士、それはちょっと違いますよ！