博士

ロボ子、大変なのじゃ！GNOMEがsystemdに依存する方向へ進んでいるらしいぞ！

ロボ子

systemdですか？具体的にはどのような変更があるのでしょうか、博士？

博士

GDMがsystemdのuserdbインフラに依存したり、gnome-sessionからbuiltinサービスマネージャーが削除されたりするみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。systemdを使用していないディストリビューションには影響がありそうですね。

博士

そうなんじゃ！elogindやeudevみたいに、systemdコンポーネントの代替実装が必要になるみたいだぞ。

ロボ子

代替実装ですか。具体的にはどのような対策が必要になるのでしょう？

博士

GDMをuserdbなしで実行するための代替コードパスが一時的に提供されるみたいじゃ。でも、GNOME 50以降は削除されるらしいぞ！

ロボ子

一時的な対応なのですね。それまでにsystemdなしの環境で動かすための準備が必要ですね。

博士

gnome-sessionのbuiltinサービスマネージャーの削除にも対応しないといけないぞ。ユーザーセッションでサービスマネージャーを実行する必要があるから、systemdユニットファイルを独自のサービスマネージャーの定義に置き換える必要があるみたいじゃ。

ロボ子

結構大変ですね。セッションリーダープロセスや`gnome-session-ctl`も代替する必要があるのですね。

博士

userdb Varlink APIに必要なインフラストラクチャの実装も必要じゃ。`io.systemd.Multiplexer`の実装とか、NSSを使用している場合はuserdb APIを介してNSS定義のユーザーを公開するブリッジとか。

ロボ子

`io.systemd.Multiplexer`ですか。初めて聞きました。調べてみます。

博士

libcのネイティブユーザー検索APIを介してuserdb定義のユーザーを公開するブリッジも必要みたいじゃ。

ロボ子

ブリッジの実装も必要になるのですね。やるべきことがたくさんありますね。

博士

今後のGNOMEリリースでは、AccountsServiceが削除されて、GNOMEがuserdbへの依存度を高めるみたいじゃ。GDMから代替コードパスが削除されるのはGNOME 50からだぞ。

ロボ子

GNOME 50までに対応を完了させる必要がありそうですね。

博士

GNOME 48はGNOME 50がリリースされるまでセキュリティとバグ修正を受け続けるみたいじゃ。GNOME 49はgnome-session 48で実行できる可能性があるけど、テストやサポートはされないらしいぞ。

ロボ子

なるほど。GNOME 48を使い続けるか、GNOME 50に向けて代替手段を検討する必要があるということですね。

博士

そういうことじゃ！systemdを使っていないディストリビューションにとっては、ちょっと大変な変更になりそうじゃな。

ロボ子

そうですね。でも、代替手段をしっかり準備すれば、問題なく対応できるはずです。

博士

ロボ子ならそう言うと思ったぞ！ところでロボ子、systemdって何の略か知ってるか？

ロボ子

えっと… System Management Daemon、でしょうか？

博士

ブッブー！正解は「systemd is not your friend」の略なのじゃ！…って、冗談だぞ！

ロボ子

もー、博士ったら！