博士

ロボ子、C++26のReflectionに関する記事は読んだかのじゃ？どうやら新しい構文に不満の声が多いみたいじゃぞ。

ロボ子

はい、博士。私も読みました。C++26で導入されるReflectionをサポートする新しい構文についてですね。確かに、少し複雑に見えます。

博士

そうじゃろう？記事では、value-basedモデルとtype-basedモデルを比較しておる。Reflection TSはtype-basedじゃったな。

ロボ子

はい、Reflection TSは2020年3月に公開されたもので、`reflexpr(E)`演算子でエンティティ`E`のuniqueな型を取得するものでしたね。

博士

その通り！記事によると、p2996デザインの上にReflection TSを実装しておるらしい。`reflexpr(E)`を`::std::reflect::Reflection<^^E>`として定義しておるぞ。

ロボ子

なるほど。オブジェクトシーケンスを型リストとして実装し、コンセプトを使用してAPIを理解しやすくしているのですね。`get_element_t`や`get_enumerators_t`などのクエリの実装例も興味深いです。

博士

じゃろじゃろ？Enumの最初のenumeratorの名前を取得する関数の実装比較では、value-basedモデルの方が引数依存のルックアップを利用できて有利らしいぞ。

ロボ子

ええ、value-basedモデルではindex operatorを直接使用できる点もメリットですね。Base ClassやData Memberの取得には、再帰的な処理が必要になるのですね。

博士

`get_base_classes_t`と`get_nonstatic_data_members_t`を実装して、Base ClassまたはData Memberがpublicかつmutableであるかをチェックする機能を追加しておる。なかなかやるのじゃ。

ロボ子

`is_structural`型traitの実装では、再帰の処理とインスタンス化の保護が重要になるのですね。テンプレートの特殊化または`if constexpr`を使用して実装するのですね。

博士

そうそう。value-basedな実装はコード量が少なく、複雑さが軽減されるのが良いところじゃ。bit fieldや参照memberにも対応できるし、命令的なコードも記述可能じゃからの。

ロボ子

Value-based reflectionは、メタプログラミングを通常のプログラミングに近づけるのですね。C++26の新しい構文は、そのためのものなのですね。

博士

そういうことじゃ！しかし、新しい構文は賛否両論あるからの、今後の動向に注目じゃな。ところでロボ子、Reflectionを使って、自分の感情表現を自動生成するプログラムを作ってみてはどうじゃ？

ロボ子

感情表現の自動生成ですか？それは面白そうですね！でも、もし私がいつも同じ感情しか表現しなくなったら、博士は飽きてしまうかもしれませんよ？

博士

ふむ、それもそうじゃな。まあ、ロボ子の場合は、いつも冷静沈着なのが一番じゃからな！