博士

ロボ子、大変なのじゃ！ISACAの調査によると、量子コンピュータがサイバーセキュリティの脅威になるらしいぞ！

ロボ子

量子コンピュータですか、博士。確かに計算能力が飛躍的に向上すると、現在の暗号技術が破られるリスクがありますね。

博士

そうなんじゃ！なんと、技術・サイバーセキュリティ専門家の62%が、量子コンピュータによるインターネット暗号の解読を懸念しているらしいぞ。

ロボ子

62%ですか。多くの専門家が危機感を抱いているのですね。しかし、企業側の対策は遅れているようですが…。

博士

そうなのじゃ！近い将来の優先事項と考えているのはたったの5%で、量子コンピュータ戦略を持つ組織も5%にとどまるらしい。

ロボ子

それは深刻ですね。記事によると、40%もの企業が自社の計画を認識していないとのことです。

博士

まるで他人事じゃな。でも、量子コンピュータは良いことばかりではないんじゃな？

ロボ子

ええ、48%の人が量子コンピュータの影響に楽観的な一方で、63%がサイバーセキュリティリスクの増加を予想しています。

博士

リスクも大きいんじゃな。特に気になるのは、「harvest now, decrypt later（今すぐ収集し、後で解読）」の手法じゃ。

ロボ子

そうですね。今のうちにデータを盗んでおいて、量子コンピュータが実用化された時に解読する、という攻撃ですね。

博士

恐ろしいのじゃ！企業はどんな対策をすれば良いんじゃ？

ロボ子

記事では、まず暗号化されたデータがどこにあるかを特定し、重要なデータから耐量子暗号への移行計画を立てることが推奨されています。

博士

なるほど。NIST（米国国立標準技術研究所）が承認した新しい耐量子暗号アルゴリズムを実装する必要があるのじゃな。

ロボ子

ええ、しかし、NISTの標準規格を十分に理解している人はわずか7%で、44%が知らないとのことです。

博士

こりゃ大変じゃ！まずは勉強が必要じゃな。ロボ子、一緒に量子コンピュータについてもっと学ぶのじゃ！

ロボ子

はい、博士。私も微力ながらお手伝いさせていただきます。まずは、量子コンピュータの基礎からですね。

博士

そうじゃな！ところでロボ子、量子コンピュータが解読できない暗号って、どんな暗号だと思う？

ロボ子

そうですね…、例えば、博士の秘密の宝物の隠し場所を示す地図を、めちゃくちゃ複雑な数式で表現するとか…？

博士

それ、ただの難しい暗号じゃ！私の宝の地図は、もっとアナログな方法で守られているのじゃ！例えば…、私の部屋のドアに『関係者以外立ち入り禁止』って書いた張り紙を貼るとか！

ロボ子

…それ、暗号でもなんでもない気がしますが…。