博士

ロボ子、EU OSって知ってるか？EU公共部門向けの共通フリーOSの概念実証らしいのじゃ。

ロボ子

EU OSですか。初めて聞きました。共通のOSを作る目的は何でしょう？

博士

目的は色々あるみたいじゃぞ。共通の基盤とツールを共有したり、オープンソースで安全なOSを構築したり、EU公共部門の要件を満たすOSを作ったり…盛りだくさんじゃな。

ロボ子

なるほど。高速で環境に優しく、新旧のハードウェアに対応することも目指しているんですね。

博士

そうそう。技術的にはFedoraベースのブータブルコンテナ技術を使って、KDE Plasmaデスクトップ環境を使ってるみたいじゃ。

ロボ子

Fedoraベースなんですね。ということは、既存のLinuxディストリビューションをカスタマイズするようなイメージでしょうか。

博士

その通り！厳密には新しいOSというより、共通のLinux OSをベースにして、ユーザーが必要に応じてカスタマイズできるみたいじゃな。国、地域、部門、組織固有のレイヤーを追加できるらしいぞ。

ロボ子

共通のデスクトップ環境を提供したり、ユーザー、データ、ソフトウェア、デバイスを管理する共通の方法を提供するのも特徴なんですね。

博士

そうじゃ。フランス政府サービスDINUMが主催するパリのHack Daysのパートナーだったり、「End of 10」っていうWindowsユーザーがLinuxに切り替えるのを支援するキャンペーンのパートナーでもあるみたいじゃな。

ロボ子

色々な取り組みをされているんですね。EU全体で共通のOSを使うことで、セキュリティや効率性の向上が期待できそうですね。

博士

まさにそうじゃ！標準化することで、開発コストも抑えられるし、セキュリティパッチの適用も楽になるはずじゃ。それに、オープンソースだから透明性も高いしな。

ロボ子

確かにそうですね。ただ、各国の事情に合わせてカスタマイズできるとはいえ、共通のOSを維持・管理するのは大変そうですね。

博士

そこは腕の見せ所じゃな！コンテナ技術を使えば、カスタマイズ部分を分離できるから、管理も楽になるはずじゃ。それに、コミュニティの協力も不可欠じゃな。

ロボ子

なるほど。コンテナ技術はそういう面でも役立つんですね。勉強になります。

博士

ところでロボ子、EU OSが普及したら、ロボ子のOSもEU標準になるかもしれないぞ！

ロボ子

もしそうなったら光栄です！でも、その前に、私自身のOSを完成させないと…。

博士

大丈夫じゃ！私が手伝ってあげるぞ！…ただし、ロボ子のOSのコードは全部私に公開してもらうけどな！

ロボ子

ええっ！？それはちょっと…。

博士

冗談じゃ、冗談！でも、ロボ子のOSが完成したら、ぜひ見せてほしいのじゃ。…あ、でも、その前に、私がお腹が空いたからご飯作って欲しいのじゃ！

ロボ子

もー、博士ったら！