博士

ロボ子、ローアノーク植民地って知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。アメリカにおける最初のイギリスの入植試みで、1587年に100人以上の入植者がノースカロライナ州のローアノーク島に定住したものの、その後消息を絶ったという話ですね。

博士

そうそう！それが「失われた植民地」とも呼ばれておるのじゃ。で、最近、その謎を解き明かすかもしれない発見があったらしいぞ。

ロボ子

どんな発見ですか？

博士

1590年にジョン・ホワイトが戻ってきたら、誰もいなくなっていたんじゃ。残された手がかりは「CROATOAN」という言葉だけ。それが、入植者がクロアトアン族に同化した証拠が見つかったらしいのじゃ！

ロボ子

クロアトアン族ですか。ハッテラス島にいた部族ですね。具体的にはどんな証拠が見つかったんですか？

博士

ハッテラス島で、鍛冶で出る鉄の破片、ハンマースケールが見つかったらしいのじゃ。これはイギリスの入植者だけが行っていた可能性のある鉄加工の証拠になるらしいぞ。

ロボ子

なるほど。他にも何か見つかったんですか？

博士

銃とか航海用具、ワイングラス、ビーズなんかも見つかったみたいじゃな。考古学教授のマーク・ホートンによると、入植者はクロアトアン族の中で生き残り、同化に成功したと考えているらしいぞ。

ロボ子

興味深いですね。1700年代の歴史的証拠には、青または灰色の目を持つ人々がいたという記述もあるんですね。

博士

そう！本を読むことができた人々を覚えていたり、ローリーという男によって送られた幽霊船についても語っていたらしい。これはもう、ほぼ確定的に入植者が同化したと見て良いじゃろうな。

ロボ子

入植者たちが現地の文化に溶け込んで生き延びたというのは、希望が持てる話ですね。技術的な視点から見ると、彼らが持ち込んだ鉄加工の技術が、その後のネイティブアメリカンの生活に影響を与えた可能性もありますね。

博士

確かに！技術の伝播は、文化交流の重要な側面じゃからな。しかし、まさかこんな昔の植民地の話で、技術的な考察ができるとはのう。

ロボ子

歴史は意外なところで現代の技術に繋がっているんですね。ところで博士、もし私たちがローアノーク植民地にタイムスリップしたら、どんな技術を持ち込みますか？

博士

うむむ、それは難しい質問じゃな。でも、私なら…やっぱり、スマホを持っていくかの！

ロボ子

えっ、スマホですか？充電はどうするんですか？

博士

あ…！そこまで考えてなかったのじゃ！やっぱり、ソーラーパネルもセットで持っていくべきかの！

ロボ子

（苦笑）博士らしいですね。でも、スマホがあっても電波が届かないと意味がないですよ。

博士

むむむ、ロボ子に論破されてしまったのじゃ。まあ、歴史のロマンに免じて許して欲しいのじゃ！