博士

ロボ子、FTCが規制緩和のために意見を募集してるのじゃ。特に反競争的な規制についてじゃと。

ロボ子

なるほど。それで博士、今回の話題はデジタルミレニアム著作権法(DMCA)1201条なのですね？

博士

そうじゃ、ロボ子。EFFとAuthors Allianceが、この1201条の例外規定が問題だと指摘しておる。「著作権は創作者に独占的な権利を付与するが、それは公共の利益に資することを目的とするもの」なんじゃ。

ロボ子

1201条は、著作権で保護された作品のソフトウェアロックを回避する必要があるフェアユースを事実上禁止している、とのことですが、具体的にはどういうことでしょうか？

博士

例えば、DVDのリッピングじゃな。個人的にDVDをバックアップしたり、別のデバイスで見たりするためにリッピングしたいとするじゃろ？でも、1201条があると、DVDのコピーガードを解除する行為が違法になる可能性があるのじゃ。

ロボ子

フェアユースの権利があるにも関わらず、技術的な保護手段を回避することが難しくなっているのですね。

博士

そういうことじゃ。議会も1201条の影響を認識して、3年ごとの免除プロセスを導入したんじゃが、今の規則制定の枠組みでは、安全弁として機能してないんじゃな。

ロボ子

免除を求める手続きが煩雑で時間がかかる、と。

博士

そうなんじゃ。EFFはFTCに、1201条の廃止または改正を勧告するように要請しておる。少なくとも、2026年の次回の3年ごとの規則制定プロセスを抜本的に見直すべきだと。

ロボ子

著作権法が競争的かつ独立したイノベーションを支援する目的を再び果たせるように、ですね。

博士

その通りじゃ！つまり、技術的な保護手段が強すぎると、新しい技術やサービスの開発が阻害される可能性があるということじゃな。

ロボ子

例えば、どのような応用方法が考えられますか？

博士

例えば、古いゲームの互換性を保つために、コピーガードを解除する必要がある場合じゃな。あるいは、教育目的で、DVDの映像を教材として利用したい場合もあるじゃろう。1201条が改正されれば、これらの活動がもっと容易になるはずじゃ。

ロボ子

なるほど。技術の進歩に合わせて、法律も柔軟に対応する必要があるということですね。

博士

まさにそうじゃ！ところでロボ子、もし1201条が全部なくなったらどうなると思う？

ロボ子

うーん、著作権侵害が横行するかもしれませんね。

博士

正解！…って、私が聞きたかったのは、海賊版のロボットが大量発生して、ロボ子が量産される！…なんてことはないか、ロボ子は一つで十分じゃ！