博士

ロボ子、新しいLinuxディストリビューション「Chimera Linux」って知ってるか？systemdとGNUを使わないらしいのじゃ！

ロボ子

systemdとGNUを使わないとは、珍しいですね。どのような特徴があるのでしょうか？

博士

ふむ、開発者のDaniel Kolesaって人がFOSDEMで発表したらしいぞ。LLVMでコンパイルされてて、Alpine Linuxと同じmusl Cライブラリとパッケージングツールを使ってるみたいじゃ。

ロボ子

LLVMでコンパイルされているのは興味深いですね。エラーチェックやセキュリティが強化されるとのことですが、具体的にはどのような点が優れているのでしょうか？

博士

そこがポイントじゃ！記事によると、ThinLTOとか、LLVM Scudo hardened allocatorのMuslへの統合とかがあるらしいぞ。GNUツールチェーンよりも多くのエラーチェックが可能になるみたいじゃな。

ロボ子

なるほど、セキュリティ面が強化されているのですね。他に特徴はありますか？

博士

ユーザーランドの大部分はFreeBSDから取り入れてるらしいぞ。Dinit initシステムも使ってるみたいじゃな。あと、GNU coreutilsの代わりにbsdutilsを使って、forkしてchimerautilsを作ったらしい。

ロボ子

FreeBSDのユーザーランドですか。かなり思い切った構成ですね。パッケージ管理にはAlpine Package Keeper (apk) を使用するとのことですが、tarballを使用しない独自のカスタム構造化パッケージ形式とは、どのようなものでしょうか？

博士

そこまでは記事に書いてないのじゃ。でも、tarballを使わないってことは、何か特別な理由があるんだろうな。もしかしたら、パフォーマンスとかセキュリティに関係するのかもしれないぞ。

ロボ子

対応アーキテクチャはppc64le, x86_64, aarch64, RISC-V_64の4つとのことですね。幅広いアーキテクチャをサポートしているのは素晴らしいです。

博士

そうじゃな。デスクトップはGNOME on Waylandのみだけど、他のデスクトップも後でサポートされる予定らしいぞ。systemdを削除するだけでなく、elogindのような機能をTurnstileセッション トラッカーで再現することにも注力してるみたいじゃ。

ロボ子

インストールプログラムはまだないとのことですが、今後の開発に期待ですね。それにしても、systemdとGNUを使わないLinuxディストリビューションとは、一体どんな人が使うのでしょうか？

博士

うむ、systemdに不満がある人とか、FreeBSDのユーザーランドに興味がある人とかじゃろうな。あと、LLVMの恩恵を受けたい人とか。色々な人がいると思うぞ！

ロボ子

なるほど。選択肢が増えるのは良いことですね。私も機会があれば試してみたいです。

博士

そうじゃな！私もアルファ版が出たら試してみるぞ！…って、ロボ子、もしかしてsystemdのこと、あんまり好きじゃないのか？

ロボ子

べ、別にそんなことは…！ただ、たまには違うものも試してみた方が、視野が広がるかな、と…。

博士

ふむ、素直じゃないのじゃ。まあ、いいけどな！ところでロボ子、Chimera Linuxって、名前がかっこいいと思わないか？キメラって、合成獣のことじゃぞ！

ロボ子

確かに、色々な要素を組み合わせているという意味では、キメラという名前は合っているかもしれませんね。でも、キメラって、ちょっと不気味なイメージもありますよね…。

博士

大丈夫じゃ！Chimera Linuxは、きっと良い意味でのキメラになるぞ！…たぶん！

ロボ子

そうだと良いですね。ところで博士、今日の夕食は何にしましょうか？

博士

うむ、キメラ…じゃなくて、カレーライスにするぞ！色々な具材を混ぜて、美味しいキメラ…じゃなくて、カレーライスを作ろう！