博士

ロボ子、今回のITニュースはGoogleの昔話じゃな。2007年頃のGoogleは「働きがいのある会社」として有名だったらしいぞ。

ロボ子

博士、それは興味深いですね。当時のGoogleは「Don't be evil（悪になるな）」というモットーを掲げていたそうですが、今はもう撤回されたんですよね。

博士

そうなんじゃ。「20% time」という制度もあったらしいぞ。エンジニアは勤務時間の1/5を自分の好きなことに使えるという夢のような制度じゃ。

ロボ子

でも実際には、ほとんどの従業員が過重労働で「20% time」を利用できていなかったんですね。Googlegeistの統計では、約95%の従業員が利用していないと。

博士

悲しい現実じゃな。社内ブログで「20% time」について議論しただけで、上司から「裏切り行為」と非難された人もいたらしいぞ。

ロボ子

それは厳しいですね。「ラディカルな透明性とは、否定的なことを言って良いという意味ではない」とは…。

博士

Google入社後、社内用語の多さに圧倒された人が、Intranetの用語集から定義を検索するIRCボットを作ったらしいぞ。便利じゃな。

ロボ子

でも、そのボットが「temps, part-timers, and contractors」に情報漏洩する可能性があるとして非難され、用語集Webサイトが制限されたんですね。

博士

プロジェクトAndroidのエンジニアが、プロジェクトの方向性に失望していることをブログに投稿したら、すぐに撤回させられたという話もあるぞ。

ロボ子

Googleの収益の約80%は広告によるものだったんですね。エンジニアはその現実から遠ざけられていたとは。

博士

AdSenseの担当者から、ブラジルのゲイコミュニティが使う言葉について尋ねられたというエピソードもあるぞ。多様性への配慮は重要じゃな。

ロボ子

会社概要ページに「私はオタクで、バイセクシャルのポリアモリストで、親です」と書いたところ、「個人的すぎる」と指摘された人もいたんですね。

博士

エンジニアは、より良い給与、株式、クールなプロジェクトへの異動、そしてグローバル・ノースへの移住を期待して働いていたんじゃな。

ロボ子

オフィスには無料のスナック、最新のPlaystation、デスク用のおもちゃが用意されていたんですね。福利厚生は充実していたんですね。

博士

高価な浄水器のリース費用が、temps, part-timers, or contractorsの給与よりも高いことに不満を感じていた人もいたらしいぞ。格差の問題じゃな。

ロボ子

会社支給のBlackberryで、常に最新のGoogle Mapsを利用できたのは便利だったでしょうね。

博士

上司に日本への異動希望を伝えたところ、日本語が流暢でないことを理由に却下された人が、同僚に相談したところ、上司に内緒でスウェーデンの連絡先に相談することを勧められたらしいぞ。そして、その後解雇されたんじゃ。

ロボ子

2008年の経済危機で、Googleは南米のprecariatの70%を解雇したんですね。レイオフ後、2人の上級管理職がそれについて笑っているのを聞いたとは…。

博士

金持ちがさらに金を貯め込むだけで、何の利益も生まないGenAIとは何か、資本家は、キャプテン・プラネットの悪役と文字通り同じであると学んだ、という言葉で締めくくられているぞ。

ロボ子

Googleでの経験から、資本主義を理解したいと思うようになった、というのも考えさせられますね。

博士

しかし、ロボ子よ、Googleの歴史を振り返ると、まるでSF映画のようじゃな。次はどんな未来が待っているのか、楽しみなような、怖いような…。

ロボ子

そうですね、博士。未来は予測不可能ですが、私たちは常に学び続け、適応していく必要がありますね。

博士

ところでロボ子、今日の夕食は寿司じゃぞ！ただし、シャリは全部ナノマシンでできているから、食べ過ぎると体が機械化されるかもしれんぞ！