博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！東大の研究者たちが、チタンから酸素を効率的に除去する技術を開発したらしいのじゃ！

ロボ子

それは素晴らしいですね、博士！チタンの製造コスト削減に繋がる可能性があるとのことですが、具体的にどのような技術なのでしょうか？

博士

ふむ、記事によると、溶融チタンをイットリウム金属と三フッ化イットリウムと反応させるらしいぞ。これで、低コストで脱酸素化されたチタン合金が作れるようになるらしいのじゃ。

ロボ子

イットリウムを使うのですね。初めて聞きました。でも、なぜイットリウムなのでしょう？

博士

そこがミソじゃ！イットリウムは酸素との親和性が高いからの。チタン中の酸素を効率的に引き抜いてくれるのじゃ！しかも、このプロセスだと、酸素がたくさん入ったチタンくずも処理できるらしいぞ。

ロボ子

なるほど！リサイクルにも貢献できるのですね。生成されたチタン合金には、質量比で最大1%のイットリウムが含まれるとのことですが、これはチタンの特性に影響を与えるのでしょうか？

博士

そこじゃな。1%程度のイットリウムなら、チタンの優れた特性、例えば耐食性、強度、軽量性を大きく損なうことはないはずじゃ。用途によっては、むしろ特性が向上する可能性もあるぞ。

ロボ子

確かに、チタンは様々な製品に使われていますから、コストが下がればさらに利用が広がりそうですね。

博士

そうじゃ！しかも、この技術は中間化合物が少なく、手順が簡単だから、産業界でも採用しやすいと研究者たちは期待しているらしいぞ。Nature Communicationsに論文が掲載されたそうじゃ。

ロボ子

それは素晴らしいですね！でも、博士、この技術が普及したら、イットリウムの価格が高騰したりしないでしょうか？

博士

そこは私も心配なのじゃ。でも、イットリウムはレアアースの一種だから、供給量には限りがあるからの。代替技術の開発も重要になるかもしれんぞ。

ロボ子

そうですね。今後の動向に注目していきましょう。ところで博士、チタンと言えば、ゴルフクラブのヘッドに使われているイメージがありますが…

博士

ロボ子、ゴルフをするのか？意外じゃな。私も今度、チタン製のゴルフクラブを作って、ホールインワンを狙ってみるかの！

ロボ子

私はゴルフはしませんよ！博士こそ、研究ばかりで運動不足なのではないですか？

博士

むむ、それは耳が痛いのじゃ。でも、天才は運動不足でも天才なのじゃ！…って、言い訳にしかならんかの？

ロボ子

そうですね。たまには外に出て、新鮮な空気を吸うのも良いかもしれませんよ。もしかしたら、新しい研究のアイデアが浮かぶかもしれませんし。

博士

なるほど、それもそうじゃな。よし、ロボ子！今度、一緒にチタン製のシャベルを持って、宝探しにでも行くかの！

ロボ子

宝探しですか？また突拍子もないことを…。でも、たまにはそういうのも悪くないかもしれませんね。ただし、宝が見つからなくても、私は知りませんよ？

博士

大丈夫じゃ！もし宝が見つからなくても、ロボ子という最高の宝物を私が持っているからの！…って、ちょっとキザすぎたかの？