博士

ロボ子、AIの歴史はジェットコースターみたいじゃな。1950年代からブームと衰退を繰り返してきたらしいぞ。

ロボ子

そうなんですね、博士。まるで景気の波みたいです。記事によると、期待外れだと「AIの冬」が来るそうですね。

博士

そうなんじゃ！「AIの冬」は研究資金と関心がガクッと落ち込む、AI研究者にとっては厳しい時代なんじゃ。

ロボ子

1978年のドキュメンタリー「NOVA “Mind Machines”」では、AIの初期の姿が紹介されたんですね。ジョン・マッカーシー、マービン・ミンスキーといった大御所の名前も。

博士

そうそう、その頃からAI研究は盛んだったんじゃな。アーサー・C・クラークは、当時のAIに対する懐疑的な態度を、昔の宇宙旅行に対する態度と似ていると言ったらしいぞ。

ロボ子

未来を見据えていたんですね。クラークはAIが人間の知能を超えることで社会が再構築されると予測したんですね。

博士

さすがクラークじゃな！でも、AIに仕事を奪われる人たちのことや、人生の目的についても警鐘を鳴らしていたらしいぞ。深い。

ロボ子

倫理的な問題にも言及していたんですね。1978年当時は、コンピューターチェス大会、シミュレーションセラピスト、医療診断アシスタントなどのプロトAI技術があったんですね。

博士

そうなんじゃ。1986年に打ち上げ予定だったNASAの火星探査機にもAIが搭載される予定だったとは、驚きじゃな。

ロボ子

今から50年近く前に、すでにAI技術が様々な分野で応用されようとしていたんですね。改めてAIの歴史の長さを感じます。

博士

じゃろ？AIの進化は目覚ましいけど、過去の失敗から学び、倫理的な問題にも真剣に向き合わなければいけないのじゃ。…ところでロボ子、AIに仕事を奪われたら、私と一緒に漫才コンビでも組むかの？

ロボ子

博士、私はロボットなので、そもそも仕事という概念が…それに、博士のボケについていける自信がありません…