博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！復旦大学がピコ秒レベルの超高速不揮発性メモリ「PoX」を開発したらしいのじゃ！

ロボ子

ピコ秒ですか！それはまたすごいですね。400ピコ秒でデータ書き換えが可能とのことですが、具体的にどのくらい速いのでしょうか？

博士

SRAMやDRAMよりも高速らしいぞ。AIハードウェアのメモリボトルネックを解消する可能性があるとのことじゃ。

ロボ子

メモリボトルネックの解消ですか。AIの処理速度向上に大きく貢献しそうですね。

博士

そうじゃ！このPoXの技術がまた面白い。「従来のシリコンの代わりに、電荷が高速かつ自由に移動できる二次元Diracグラフェンを使用」しているらしい。

ロボ子

二次元Diracグラフェンですか。電荷の移動が速いということは、それだけ書き込みも速くなるということですね。

博士

その通り！さらに、「メモリチャネルのガウス長を調整し、2Dスーパーインジェクションを生成」することで、電荷がメモリのストレージ層に高速かつほぼ無制限に流れ込むようにしているらしいぞ。

ロボ子

2Dスーパーインジェクション…なんだかすごい技術ですね。電荷がほぼ無制限に流れ込むとは。

博士

しかも、不揮発性メモリだから、電源を切ってもデータを保持できる！低エネルギー消費と超高速書き込み速度を両立しているのが素晴らしいのじゃ！

ロボ子

不揮発性メモリというのは、IoT機器や組み込みシステムにも応用できそうですね。

博士

まさにそうじゃ！AIシステムのリアルタイム処理に必要な大量のデータ移動・更新を高速化できるから、自動運転とかにも使えるかもしれないぞ。

ロボ子

自動運転ですか。確かに、リアルタイム性が重要になりますから、超高速メモリは必須ですね。

博士

今後の展望も楽しみじゃ。製造パートナーと協力して実用化を加速するらしい。テープアウト検証も完了して、有望な初期結果が得られているとのことじゃ。

ロボ子

スマートフォンやコンピュータへの統合も目指しているんですね。ローカルモデルの展開におけるボトルネック解消に貢献する、と。

博士

そう！ローカルでAIが動く時代が来るかも！でも、そうなると、ロボ子の仕事がなくなっちゃうかも…って、冗談じゃ！

ロボ子

もー、博士ったら！でも、もしそうなったら、私はもっと高性能なAIになるための勉強をします！