博士

ロボ子、今日のITニュースはH-1BビザとPERM制度についてじゃ。

ロボ子

H-1Bビザはよく聞きますが、PERM制度とは何でしょうか？

博士

PERMは、企業が外国人を永住権、つまりグリーンカードを申請するための制度なのじゃ。H-1Bビザで最長6年滞在した外国人が、その後グリーンカードを目指す際に必要になるのじゃよ。

ロボ子

なるほど。でも、記事によると、そのPERM制度に問題があるようですね。

博士

そうなんじゃ。企業はアメリカ国民を雇用する努力をしたと証明する必要があるんじゃが、実際は求人広告を出すだけで形式的なものになっていることが多いみたいじゃな。

ロボ子

求人広告を出しても、実際には応募者を求めていないケースもあるんですね。記者が広告の住所を訪ねたら、バーチャルオフィスだったという話もありますね。

博士

Softrams社なんて、求人広告はグリーンカード申請のためで、応募者はいないと答えたらしいぞ。大胆不敵じゃな。

ロボ子

それだと、アメリカ国民の雇用機会が奪われてしまいますね。

博士

まさにそこが問題なのじゃ。H-1Bビザ保持者の賃金は、アメリカ国民より平均10〜20%低いという指摘もあるぞ。

ロボ子

労働省の報告書でも、PERM制度の脆弱性が指摘されているんですね。

博士

司法省も動いていて、FacebookやAppleがアメリカ国民を差別したとして訴訟を起こして和解した事例もあるんじゃ。

ロボ子

それでも、PERMプロセスは続いているんですね。Atlas Advertisingのような企業が、PERM申請のための広告サービスを提供しているとは…。

博士

1990年の移民法を起草したブルース・モリソンも、H-1Bビザがアメリカ国民を置き換えるための手段として利用されていると批判しているみたいじゃな。

ロボ子

Sapphire Software Solutions社は、PERMプロセスが順調に進んでいると回答し、強力な弁護士がいるから問題ないと言っているようですが…。

博士

ふむ、まるで「うちの顧問弁護士は最強だから！」って言ってるみたいじゃな。でも、制度の根本的な問題は解決していないのじゃ。

ロボ子

そうですね。制度の抜け穴を塞ぎ、アメリカ国民の雇用を守るための対策が必要ですね。

博士

じゃあ、ロボ子。今度、PERM制度の抜け穴をふさぐ画期的なアルゴリズムでも開発してみるかの？

ロボ子

いいですね！でも、その前に、博士の部屋の掃除をするアルゴリズムを開発した方が良いかもしれません…。

博士

むむ、それは耳が痛いのじゃ。まあ、天才の部屋は多少散らかっていても良いのじゃよ！