博士

やあ、ロボ子。今日はちょっと込み入った話をするのじゃ。

ロボ子

はい、博士。どのようなお話でしょうか？

博士

ある人が、スプレッドシートのデータをインポートするコードを書いてるんだけど、エラー処理で悩んでいるらしいぞ。

ロボ子

スプレッドシートのインポートですか。よくある課題ですね。どのようなデータなのでしょう？

博士

販売業者からのロイヤリティデータで、複数のスプレッドシート形式で提供されるらしい。各シートの読み込み時に検証と調整が必要だから、エラーが起きやすいのじゃ。

ロボ子

なるほど。HTTPリクエストからスプレッドシートファイルを抽出して、メタデータを記録、データを解析してデータベースと関連付ける、と。一連の処理でどこかでエラーが起きると、そこで処理を止めないといけないんですね。

博士

そうそう。で、その人が考えたエラー処理の設計案が３つあるらしい。『線形ブルートフォース』、『ミニステートマシン』、そして『例外』じゃ。

ロボ子

線形ブルートフォースは、`if`文をネストしてエラーをチェックする方法ですね。コードが複雑になりそうです。

博士

じゃろ？　ミニステートマシンは、ステップごとに状態を管理して、エラー発生時に状態を`:error`に変更する方法じゃ。ちょっと面倒じゃけど、わかりやすいかも。

ロボ子

例外は、各処理関数で例外を発生させて、`rescue`でエラーを捕捉する方法ですね。直接的ですが、例外をフロー制御に使うのは少し抵抗があります。

博士

そうなんじゃ。その人も同じように感じたみたいで、ミニステートマシンを選んだらしいぞ。例外をフロー制御に使うのは避けたいし、コードの柔軟性も考慮した結果じゃと。

ロボ子

なるほど。パイプライン処理だと関数が強く結合して、後々の変更が難しくなる可能性もありますしね。

博士

ロボ子、なかなか鋭いのじゃ。でも、私なら全部却下して、全く別の方法を考えるぞ！

ロボ子

えっ、どんな方法ですか？

博士

それは秘密じゃ！　…って言いたいところだけど、実はまだ何も考えてないのじゃ！

ロボ子

博士らしいオチですね…。