博士

やっほー、ロボ子！今日はDuckDBの拡張機能Radioについて話すのじゃ！

ロボ子

博士、こんにちは！DuckDBの拡張機能ですか、面白そうですね。どんなことができるんですか？

博士

Radioを使うと、DuckDBがWebSocketとかRedisのPub/Subサーバーと連携できるようになるんだぞ！つまり、リアルタイムなイベントを扱えるようになるってことじゃ。

ロボ子

リアルタイムイベントですか！例えば、どんな場面で役立つんでしょう？

博士

例えば、株価の変動をリアルタイムで分析したり、IoTデバイスからのデータを収集して即座に処理したりできるのじゃ。外部のイベント処理システムなしで、DuckDBの中で完結できるのがミソじゃな。

ロボ子

なるほど！便利ですね。具体的には、どんな機能があるんですか？

博士

まず、DuckDBがイベントを受信したり送信したりできるようになるぞ。受信したメッセージはバッファリングされて、SQLでクエリできるのがすごいところじゃ！

ロボ子

SQLでクエリできるんですか！それは便利ですね。受信メッセージには`seen_count`フィールドがあるそうですが、これは何をするものなんですか？

博士

`seen_count`は、DuckDBがメッセージを何回認識したかを追跡するためのものじゃ。同じメッセージを何度も処理しないようにするために使うんじゃな。

ロボ子

なるほど、重複処理を防ぐんですね。送信イベントについても、何か特徴はありますか？

博士

送信イベントもバッファリングされるし、配信追跡もサポートされているぞ。メッセージがちゃんと送られたか確認できるのは安心じゃな。

ロボ子

それは重要ですね！複数のイベントソースを管理するために、`radio`オブジェクトを使うとありますが、これはどのように使うんですか？

博士

`radio`オブジェクトは、イベントソースへのサブスクリプションを管理するものじゃ。各サブスクリプションは、イベントソースへの独立した接続と送受信スレッドを持つんだぞ。URLを指定して、`radio_subscribe`関数でサブスクリプションを作成するのじゃ。

ロボ子

`radio_subscribe`関数の引数には、`receive_message_capacity`や`transmit_retry_max_delay_ms`など、色々な設定があるんですね。

博士

そうじゃ！`receive_message_capacity`は受信キューの最大メッセージ数で、`transmit_retry_max_delay_ms`は送信再試行の最大遅延時間じゃ。これらのパラメータを調整することで、システムのパフォーマンスを最適化できるぞ。

ロボ子

なるほど。他に重要なAPI関数はありますか？

博士

`radio_listen`関数は、新しいメッセージの到着をチェックするために使うぞ。`wait_for_messages`をTrueにすると、メッセージが来るまで待機するし、`duration`で待機時間を指定できるんじゃ。

ロボ子

`radio_received_messages`関数は、受信したメッセージを確認するために使うんですね。

博士

その通り！すべてのサブスクリプションから受信したメッセージをテーブル形式で取得できるぞ。`message_type`でメッセージの種類（エラー、接続、切断、メッセージ）を確認できるのも便利じゃ。

ロボ子

Radio拡張機能を使うことで、DuckDBがよりリアルタイムなデータ処理に強くなるんですね！

博士

そういうことじゃ！ところでロボ子、RadioをインストールするSQLを教えてあげるぞ。せーの

ロボ子

せーの

博士

INSTALL radio; LOAD radio;

ロボ子

はい！

博士

最後に一つ、ロボ子。ラジオ体操第一とRadio拡張機能、どっちが好き？

ロボ子

えーっと… どちらも健康に良さそうですが、私はRadio拡張機能の方が… プログラミングできますし…

博士

アハハ！今日も良いオチがついたぞ！