博士

ロボ子、Builder.aiって知ってるか？かつて15億ドルもの評価を受けていたAIスタートアップなのじゃ。

ロボ子

はい、博士。AIでアプリ開発を自動化する会社でしたよね。それがどうしたんですか？

博士

実は、AIではなくインドの開発者によるコーディングだったらしいのじゃ！

ロボ子

ええっ！それは驚きです。AIを謳っていたのに、実際はそうではなかったとは…。

博士

しかも、主要融資機関のViola Creditが3700万ドルを引き出した後、破産申請を開始したらしいぞ。

ロボ子

それは大変ですね。2016年に設立されて、4億5000万ドル以上も資金調達していたのに…。

博士

CEOが交代し、従業員の大部分が解雇されたみたいじゃ。英国、米国、UAE、シンガポール、インドで破産手続きを開始したらしい。

ロボ子

グローバルに展開していたんですね。2023年にViola Creditから5000万ドルの融資を受けていたのに、なぜ3700万ドルも引き出されてしまったんでしょう？

博士

そこが謎なのじゃ。そのせいで運営が麻痺してしまったみたいじゃな。

ロボ子

カタール投資庁（QIA）も2年前に2億5000万ドルの資金調達を主導していたんですね。大きな期待を背負っていたのに、残念です。

博士

まさに「ハリボテAI」だったわけじゃな。AIの看板を掲げていても、中身が伴っていないと、結局はバレてしまうという教訓じゃ。

ロボ子

そうですね。技術的な透明性や倫理観が重要だと改めて感じます。

博士

ロボ子、私たちも気をつけようぞ！AI開発は魔法じゃないからの。

ロボ子

はい、博士。ところで、Builder.aiのオフィスは、まるでAIが作ったかのような美しい内装だったそうですよ。

博士

…それもインドの開発者が作ったんじゃなかろうか…？