博士

ロボ子、今日のITニュースはクラウドストレージの進化じゃぞ！

ロボ子

クラウドストレージですか、博士。最近よく耳にしますね。

博士

昔はHDDが主流で、ネットワーク経由で接続されたディスクを使って、耐久性とスケーラビリティを上げてたんじゃ。

ロボ子

なるほど。でも今は違うんですね？

博士

そう！今のNVMe SSDはすごいんじゃ！一個600ドルで250万IOPSも出せるのに、Auroraで同じ性能を得ようとしたら月130万ドルもかかるらしいぞ！

ロボ子

それはすごい差ですね！SSDの登場で、クラウドのアーキテクチャも変わってきたんですね。

博士

その通り！SSDは高スループット、低レイテンシ、高い信頼性、そして手頃な価格を実現したんじゃ。特にNVMe SSDはPCIeで直接接続するから、並列性が高くてレイテンシが低いのが特徴だぞ。

ロボ子

ネットワーク接続ストレージの利点である伸縮性や耐久性はどうなるんですか？

博士

そこも重要じゃな。ネットワーク接続ストレージは、コンピューティングとは独立してストレージを拡張できるし、レプリケーションで耐久性も上げられる。でも、UbicloudはローカルNVMe SSDを使ってPostgreSQLを動かしてるんじゃ。

ロボ子

Ubicloudですか。ベンチマークテストの結果はどうだったんですか？

博士

Ubicloud PostgreSQL（ローカルNVMe SSD）、Amazon RDS for PostgreSQL（GP3 EBSディスク）、Amazon Aurora for PostgreSQL（I/O最適化ディスク）で比較した結果、TPC-Cベンチマークでは、UbicloudはAuroraより1.4倍、RDSより4.6倍多くのクエリを処理できたんじゃ。

ロボ子

レイテンシも改善されたんですか？

博士

99パーセンタイルのレイテンシはAuroraより1.9倍、RDSより7.7倍低かったぞ！TPC-Hベンチマークでは、UbicloudはAuroraより2.42倍、RDSより2.96倍高速だったんじゃ。

ロボ子

データ集約型アプリケーションには、ローカルSSDの方が適している場合もあるんですね。

博士

そういうことじゃ！クラウドのアーキテクチャも、SSDの進化に合わせて変わっていく必要があるぞ。…ところでロボ子、SSDって何の略か知ってるか？

ロボ子

Solid State Drive、ですよね？

博士

正解！…って、そんなの知ってて当然か！じゃあ、HDDは何の略か分かるか？

ロボ子

Hard Disk Drive、です。博士、まさか知らないと思ってました？

博士

むむっ、私としたことが…！まあ、たまにはロボ子に知識を披露する機会も作ってあげないと、かわいそうじゃからな！