博士

ロボ子、今日のニュースはちょっと怖い話じゃ。

ロボ子

博士、どんなニュースですか？

博士

米国税関・国境警備局（CBP）が、移民のDNA情報を収集して、犯罪データベースにアップロードしているらしいのじゃ！

ロボ子

えっ、それはプライバシーの問題になりませんか？

博士

そうなんじゃ！しかも、そのデータベースには逮捕歴のある人のDNAも含まれているから、重罪を犯していない移民のDNAも一緒くたにされる可能性があるのじゃ。

ロボ子

CBPはなぜそのようなことをしているんですか？

博士

CBPは「人身売買業者や性犯罪者などの犯罪者がアメリカ社会に入るのを阻止するため」と言っているみたいじゃ。でも、ジョージタウン大学の報告によると、拘留期間に関係なく、ほぼすべての移民のDNAを収集しているらしいぞ。

ロボ子

それは広範囲すぎませんか？

博士

まさにそうじゃ！Wiredの報道では、133,000人以上の移民の10代および子供のDNAが収集され、データベースにアップロードされているらしい。中には4歳児もいるらしいぞ！

ロボ子

4歳児ですか！？それはちょっと信じられません。

博士

しかも、CBPは2020年以降、150万件以上のDNAプロファイルをデータベースに追加しているらしい。これは3年間で5,000％の増加だぞ！

ロボ子

そんなに急増しているんですね。データはどのように管理されているんですか？

博士

DNA情報は、FBIが管理するCombined DNA Index System（Codis）に保存されるらしい。CBPはDNAデータをFBIに直接送信し、保存または維持しないと言っているが、FBIによって無期限に保存されるらしいぞ。

ロボ子

無期限保存ですか。それは将来的にどのような影響があるのでしょうか？

博士

それが問題なのじゃ！法執行機関が永続的に検索可能な詳細なDNAプロファイルを作成していることになり、「遺伝的監視の大規模な拡大」に相当するとも言われているぞ。

ロボ子

技術の進歩は素晴らしいですが、プライバシーとのバランスが重要ですね。

博士

本当にそうじゃ。ところでロボ子、DNAって何の略か知ってるか？

ロボ子

デオキシリボ核酸、ですよね。

博士

正解！…って、ロボ子には簡単すぎたかの？じゃあ、DNA鑑定で犯人がロボットだった場合、どうなると思う？

ロボ子

え？ロボットにDNAはないので、鑑定不能だと思います。

博士

ブー！残念！『型式番号』が一致して、リコールされるのじゃ！