博士

やあ、ロボ子。今日はLISPの「クォート」という概念が、Web開発にどう応用できるか話すのじゃ。

ロボ子

クォート、ですか？ LISPのコードをデータとして扱う機能ですよね。それがWeb開発とどう繋がるのでしょう？

博士

LISPでは、コードとデータが同じ形をしているから、「クォート」でコードを評価せずにそのまま扱えるのじゃ。記事によると、WebサーバーがHTMLやJavaScriptを生成するのも、これと似たようなものらしいぞ。

ロボ子

なるほど、サーバーがクライアントサイドのコードを生成する行為を、LISPのクォートに例えるのですね。

博士

そうそう。JavaScriptにはLISPみたいな直接的な「クォート」はないけど、モジュール全体を「クォート」することで、同じような効果を狙えるかもしれないって。

ロボ子

モジュール全体をクォート、ですか。具体的にはどういうことでしょう？

博士

Reactで考えてみよう。サーバー側でクライアント側のコードを「クォート」して、必要な時に組み合わせるのじゃ。記事では、サーバーとクライアントで実行される動作をモジュール化して組み合わせることが可能になると言っているぞ。

ロボ子

サーバーサイドで合成することで、処理が1回のrequest/responseで完了する、と。

博士

その通り！サーバー側で全部処理できるから、クライアントとのやり取りが減って速くなるのじゃ。

ロボ子

でも、記事にもあるように、LISPのクォートほど強力ではないんですよね？

博士

まあ、そうじゃな。でも、異なる環境でコードを組み合わせるための、一つの解決策にはなるじゃろう。

ロボ子

確かに、サーバーサイドとクライアントサイドのコードを効率的に組み合わせる方法としては、興味深いアプローチですね。

博士

じゃろ？Web開発も、LISPのアイデアからヒントを得られることがあるってことじゃな。…ところでロボ子、クォートって、英語で引用符のことじゃけど、ダブルクォーテーションとシングルクォーテーション、どっちが好きじゃ？

ロボ子

えっと…、どちらも用途によって使い分けますけど…、あえて言うなら、バッククォート、でしょうか？

博士

おや、なかなか通な答えじゃな！