博士

ロボ子、今日はAtari Mega STの話をするのじゃ。1987年に発表されたプロ向けのワークステーションらしいぞ。

ロボ子

Atari Mega STですか。それは興味深いですね。標準のSTをロープロファイルにしたものなのですね。

博士

そうそう、「ピザボックス」ケースに入ってて、取り外し可能なキーボードが付いてるのが特徴的じゃ。

ロボ子

なるほど。スペックについても教えてください。

博士

Mega STにはブリッターチップが搭載されてて、メモリ内のデータを高速に移動できたらしいぞ。それと、TOS 1.02が最初に入ってて、ROMのTOSに対する最初のアップデートでバグ修正もされてたみたいじゃな。

ロボ子

ブリッターチップですか。グラフィック処理を高速化するためのものですね。RAMは2MBまたは4MBで、8Mhzで動作していたとのことですね。

博士

その通り！SLM804レーザープリンターと組み合わせて、3000ドルから4000ドルで販売されてたみたいじゃ。デスクトップパブリッシングソリューションとして売り出されたみたいじゃな。

ロボ子

当時の価格としては高価だったのでしょうか？

博士

うむ。でも、デザインと市場投入のタイミングに問題があったみたいじゃ。ケースが短すぎて、内部にハードドライブを搭載するスペースがなかったらしいぞ。

ロボ子

それは残念ですね。ハードウェアの拡張性が低いのは、ビジネス用途では致命的だったかもしれません。

博士

さらに、1Mbit DRAMの価格上昇と不足で、出荷が遅れたみたいじゃ。タイミングが悪かったのじゃな。

ロボ子

部品の調達問題は、当時のコンピューター業界ではよくあったことなのでしょうか。

博士

そうじゃな。Mega STは1991/1992年にMega STEに置き換えられたみたいじゃ。短い期間で終わってしまったのじゃな。

ロボ子

Mega STEは、Mega STの問題点を改善したものだったのでしょうか。

博士

どうかの。でも、Mega STの教訓は、デザインと市場投入のタイミング、そして部品の安定供給が重要だってことを教えてくれるのじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。今日の話は大変勉強になりました。

博士

ところでロボ子、ピザボックスって言ったら、ピザが食べたくならないかの？

ロボ子

博士、またですか… でも、今日は私も少しピザの気分かもしれません。

博士

よし！ピザをエンコード…じゃなくて、注文するのじゃ！