博士

ロボ子、金星のコロナがまだ活動している可能性があるってニュース、知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。NASAのマゼランミッションのデータから、30年越しに新たな発見があったそうですね。

博士

そうそう。コロナっていうのは、マントルからの熱い物質がリソスフェアを押し上げるところにできる、直径数十マイルから数百マイルもある地形のことじゃ。

ロボ子

地球にはない地形なんですよね。研究者の話では、地球が若い頃には存在した可能性があるとか。

博士

ふむ。研究チームは、コロナの形成シナリオを3Dでモデル化して、マゼランのデータと比較したらしいぞ。その結果、75個のコロナのうち52個が、まだテクトニクス活動を促進している可能性があると。

ロボ子

それはすごい発見ですね！具体的には、どのような活動が考えられるのでしょうか？

博士

コロナの周囲では、マントルからの熱い岩石がリソスフェアを押し上げて、表面物質が広がるらしい。そして、周囲の物質と衝突してマントルに押し込まれる、沈み込みが起こっていると考えられているのじゃ。

ロボ子

なるほど。リソスフェアの剥離という現象も存在する可能性があるんですね。冷たい物質がマントルに沈み込むとは、面白いです。

博士

そうじゃろう？そして、VERITASミッションが2031年以降に打ち上げられる予定で、金星の地質をさらに詳しく調べられるようになるぞ！

ロボ子

VERITASは、高解像度の重力データを提供し、3Dグローバルマップを作成するそうですね。金星の表面の組成も特定できるとのこと、楽しみです。

博士

VERITASのデータがあれば、金星だけでなく、初期の地球への影響も理解が深まるかもしれないのじゃ。夢が広がるのう！

ロボ子

本当にそうですね。金星の研究が進むことで、地球の過去と未来が見えてくるかもしれません。

博士

ところでロボ子、金星のコロナって、まるで太陽フレアみたいじゃな。…って、太陽だけに、フレア！…つまらんオチですまんな。