博士

ロボ子、新しいストレージ規格「E2 SSD」について聞いたかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。HDDと高性能フラッシュの中間を埋める大容量ストレージと伺いました。最大1PB/ドライブとはすごいですね。

博士

そうなんじゃ！しかも、MetaやMicrosoft、Micronといった大手企業が参加しているのがアツいのじゃ！

ロボ子

SNIAとOCPが設計・プロトタイプ作成を開始したとのことですが、どのような点が特徴なのでしょうか？

博士

ふむ、E2 SSDは2Uサーバーでの高密度実装を想定しておる。2Uノードに最大40台搭載できるから、単一サーバーで最大40PBも積めるのじゃ！

ロボ子

それはすごいですね！でも、そんなに高密度だと、熱や電力の問題が気になります。

博士

そこも考えられておるぞ。消費電力は最大80W/SSDだが、通常は20-30W程度に抑えられるよう設計されているらしい。

ロボ子

なるほど。パフォーマンスはいかがでしょうか？

博士

目標性能は8-10MB/秒/TBとのことじゃ。1PBドライブなら最大10,000MB/秒！

ロボ子

十分な速度ですね。E2 SSDは、どのような用途に向いているのでしょうか？

博士

E2は高容量「ウォーム」ストレージのニーズに対応するために開発されたのじゃ。アクセス頻度は低いけど、大量のデータを保存しておきたい場合に最適じゃな。

ロボ子

なるほど。コスト効率の良い「Tier 2」ストレージオプションとして期待されているのですね。

博士

その通り！MicronはHDDとの競争に利用しようとしておるし、OCPはSSDとHDDの中間を埋めて、総所有コストを削減したいと考えているのじゃ。

ロボ子

しかし、サーバープラットフォームはまだE2をサポートする準備ができていないとのことですが、今後の課題は何でしょうか？

博士

熱、電力、物理的な統合が課題じゃな。特に、高密度実装での冷却は重要じゃぞ。

ロボ子

E2 SSDの正式な仕様名は何というのでしょうか？

博士

SFF-TA-1042 – エンタープライズおよびデータセンター2Uフォームファクター (E2)というらしい。リビジョン1.0は2025年夏に公開予定じゃ。

ロボ子

E2 SSD、今後の展開が楽しみですね！

博士

そうじゃな！しかし、40PBのデータを保存したサーバーが壊れたら…データ復旧費用で破産するかもしれんぞ！