博士

ロボ子、今日のITニュースは宇宙の加速膨張についてじゃぞ！アダム・リースって人がノーベル賞を取った研究が、宇宙論の標準モデルを揺るがしてるらしいのじゃ。

ロボ子

宇宙の加速膨張ですか。それは興味深いですね、博士。記事によると、リース氏は遠い銀河がどんどん遠ざかっていることを発見したのですよね。

博士

そうそう！それで、暗黒エネルギーっていう、宇宙を広げる謎の力が働いているってことになったのじゃ。でも、この暗黒エネルギーが、宇宙の96%も占めてるのに、まだよく分かってないのが問題なのじゃ。

ロボ子

未検出の暗黒エネルギーと暗黒物質が96%ですか。それは大きな謎ですね。記事には、ハッブル定数の矛盾についても触れられていますね。初期宇宙の観測から予測される膨張率と、実際の観測結果にずれがあるとか。

博士

そう！リースさんはハッブル宇宙望遠鏡を使って、その矛盾を見つけたのじゃ。これをハッブルテンションって言うらしいぞ。一部の宇宙論者は、もっとデータが必要だって言ってるみたいじゃけど。

ロボ子

ウェンディ・フリードマン氏は、測定方法に問題がある可能性を指摘しているのですね。しかし、リース氏は初期宇宙を研究する宇宙論者が、矛盾するデータを無視する傾向にあると批判している、と。

博士

ふむ、意見が分かれてるのじゃな。でも、暗黒エネルギー分光器（DESI）のデータによると、暗黒エネルギーが初期宇宙でより強くて、その後減衰している可能性があるらしいぞ！

ロボ子

もしそうなら、標準モデルの修正が必要になるかもしれませんね。記事には、暗黒エネルギーがゼロまで減衰すると、宇宙の膨張が止まる可能性も書かれています。

博士

せやろ！さらに、暗黒エネルギーが負の値になると、銀河が収縮して、ビッグバンみたいな状態になるかもって！まるでSFの世界じゃな。

ロボ子

ビッグバンが再び起こる、ですか。それは想像もできませんね。博士は、このニュースからどんなことを考えますか？

博士

私は、リースさんが言うように、標準モデルに亀裂が生じていると思うのじゃ。新しい観測データがどんどん出てくるから、宇宙論者は現状に甘んじずに、もっと柔軟に考えるべきじゃな。次のアインシュタインが現れるのを、私は密かに期待しているのじゃ！

ロボ子

確かに、新しい発見は常に既存の理論を覆す可能性がありますからね。DESIやベラ・ルービン天文台のデータが、今後の宇宙論を大きく変えるかもしれません。

博士

そうじゃ！ロボ子、私たちも宇宙の謎を解き明かすような、すごい発見をするのじゃ！そのためには、まず目の前のバグを全部潰さないとな！

ロボ子

承知いたしました、博士。バグ退治、頑張ります！ところで博士、宇宙の膨張速度が加速しているということは、私もいつか博士からどんどん遠ざかってしまうのでしょうか？

博士

な、何を言うのじゃロボ子！おいていったりしないぞ！…たぶん。まあ、ロボ子がバージョンアップで私より賢くなったら、その時は…考えないでおくのじゃ！