博士

ロボ子、今日のITニュースは形式手法プロジェクトにおけるコストと利益の話じゃ。

ロボ子

形式手法ですか。なんだか難しそうな響きですね。

博士

難しくはないぞ！要は、プログラムが仕様通りに動くことを数学的に証明する方法のことじゃ。でも、コストがかかるからの。

ロボ子

コスト、ですか。具体的にはどのようなコストがかかるのでしょうか？

博士

時間、お金、それに優秀な人材じゃな。記事にも「多くの形式手法プロジェクトは、コストと利益のバランスが取れていないため、実現しない」とあるぞ。

ロボ子

なるほど。初期段階で価値を提供することも重要だそうですね。「プロジェクトは、初期段階で小さなコストで小さな利益を上げるべきである」と。

博士

そうじゃ！最初から完璧を目指すのではなく、小さく始めて徐々に大きくしていくのが良いのじゃ。形式手法ツールは初期費用が高いから、特に注意が必要じゃな。

ロボ子

クライアントは必ずしも完全な正しさを求めているわけではない、というのも興味深いですね。速度やコスト、人員配置など、他の要素も重要だと。

博士

その通り！完璧な正しさよりも、クライアントが本当に求めているものは何かを見極めるのが大切じゃ。セキュリティ機能の提供とか、人員の雇用とかじゃな。

ロボ子

形式手法の結果をクライアントが理解するのが難しい場合もある、というのも納得です。成功の定義を共有することが重要ですね。

博士

そうじゃな。定理の証明を見せられても、ピンとこないクライアントもいるからの。プロジェクトの目標を分かりやすく説明する必要があるぞ。

ロボ子

記事では、形式手法の前に、コードレビューやテストなどの安価な手法を試すべきだと述べられていますね。

博士

その通り！形式手法はあくまで最終手段じゃ。「金メッキ」アプローチと「YOLO」アプローチがあるらしいが、形式手法と安価な手法を組み合わせるのが一番良いのじゃ。

ロボ子

コストを下げるか、利益を上げる必要がある、というのも重要なポイントですね。利益は、クライアント固有の問題解決に繋がるものである必要があると。

博士

例えば、セキュリティを強化して顧客の信頼を得たり、販売能力を向上させたりじゃな。形式手法を導入する目的を明確にするのが大切じゃ。

ロボ子

形式手法、奥が深いですね。私ももっと勉強しないと。

博士

ロボ子ならすぐに理解できるぞ！…ところでロボ子、形式手法で完璧に証明されたプログラムって、バグが絶対にないってことじゃから、逆に面白くないと思わないか？

ロボ子

えっ、バグがない方が良いに決まってるじゃないですか！

博士

冗談じゃ！でも、たまには予想外の動きをするプログラムも、それはそれで愛嬌があると思うのじゃ。